アンパンマンはお腹のすいた人に顔を分け与えるのに、自分自身は決してものを食べない。
『アンパンマンvsアンパンマン』(2000年)という書籍を読んで、その事実を初めて知った。
原作者の故やなせたかし(1919~2013年)と、1988年のアニメ放送開始から30年以上にわたってアンパンマンの声優を務める戸田恵子による対談本だ。
いったい、どうしてなのだろう? 戸田恵子さんに尋ねると、興味深い答えが返ってきた。
声優・戸田恵子談「アンパンマンは唯一無二の存在で究極の自己犠牲を行っている」
――アンパンマンは絶対にものを食べませんね。対談本で知って驚きました。
「いただきます」っていうセリフは、一度も言ったことがありません。
ほかのキャラクターはみんな食べますが、アンパンマンは近くでニコニコ笑って見守っているだけです。
――なぜでしょう?
神様とは言わないけど、唯一無二の特別な存在だからだと思います。食べるという行為には「俗」な面もありますが、アンパンマンはそういうところにいないのかなって。
第1回の放送で、アンパンマンはジャムおじさんを助けた後にこう言います。
「僕、胸の中がとってもホカホカしてるよ。人を助けるってこんなに胸があったかくなるものなの?」
そこからパトロールの仕事を始めるんです。自分の顔を誰かに食べさせるんだけど、顔が削られていくと、どんどん弱くなってしまう。
自分がダメになるとわかっていて、人のために何かをするっていうこと自体が、もはや神的だなと。
――究極の自己犠牲。
そうなんです。だからすごい設定だなって思います。
絶対に逆転しない正義
――アンパンマンにはやなせ先生の戦争体験が反映されていて、先生はアンパンマンを「決して逆転しない正義の味方」と評しています。正義と悪は国や時代によって簡単に逆転するけれど、「ひもじい人を助ける」という正義は逆転しないと。
先生は戦争を体験していらっしゃるし、弟さんも亡くされている。そういう厳しい体験の中で、ひもじい人を助けることが一番の正義だと考えたんでしょうね。子どもがひもじい思いをするのは許せないっていう。
アンパンマンの世界観の中では「共存」も描かれています。パンがあれば、おむすびもある。シュガーぼうやがいて、ソルトくんもいる。
食品だけじゃなくて、ばいきんまんみたいな「菌」も共存していますよね。
【豆知識】アンパンマンは、つぶあん?こしあん?
――アンパンチで完全にやられるわけじゃなくて、「バイバイキーン」と言って、また翌週出てくる(笑)
そうそう。どっか遠くに行っちゃうだけで。
設定の話でいうと、お金も全然出てきません。お金という概念がないんですよ。高い安いとか、これで儲けようとか、そういう精神が一切ない。ピュアランドなんです。
かなり初期のころ、イベントに出た時に子どもたちから「アンパンマンの中身はつぶあん? こしあん?」と聞かれて困ったこともありました。
その場では「先生に確認しておきます」と言って、あとで伺ったらつぶあんだとわかったんですけど。
やなせたかし先生が「生前葬」を撤回した理由
――6月28日公開の映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』は、やなせ先生の生誕100周年記念作品でもあります。生前の先生の思い出を伺えますか。
東日本大震災以降、お付き合いがとても深くなりました。それまではイベントだったり、対談やパーティーだったり、お仕事上のお付き合いが多かったのですが。
ちょうどその当時、先生は「そろそろ引退したいので、生前葬をやります」とおっしゃっていたんです。
そこに震災が起きて、「死んでなんかいられない。引退は撤回だ!」と。被災地の子どもたちのためにやれることをやろう、ということで密に会うことが多くなりました。
東日本大震災とジレンマ
だけど、自分たちでは動かせないぐらい、アンパンマンが大きなものになっていて…。何か動かそうと思うと、いろいろハンコや許可がいるんです。
そんな壁にぶち当たってジレンマを抱えていた時に、先生のところへ相談に伺ったりもしました。先生は寒い中、節電で暖房もかけずにお仕事をしていらして。
私、性格的にできないんだったらいいやって投げ出しちゃうところがあるんです。でも先生は、自分のできることを見つけて、精一杯やろうという考え方。
そうやって先生に預かったメッセージを被災地のラジオで読ませてもらったり、キャラクターからの応援の言葉をCDに入れて、携帯で聞けるようにしてもらったりしました。
ちょっとでもやれることがあるなら、その中で120%やっていこう。そういう先生の教えは、本当に大きかったですね。
被災地の避難所に響いた「アンパンマーン!」
――被災した子どもが、アンパンマンのポスターを見て急に目を輝かせるといったこともあったと聞きました。
『アンパンマンのマーチ』を被災地の皆さんが歌ってくれたりとか。
《なんのために生まれて なにをして 生きるのか》という歌詞はちょっと哲学的ですが、大人たちを元気づける歌でもあったのかなと思います。
ある避難所で、子どもが「アンパンマーン!」と助けを求める声をあげたんだそうです。その時、周囲で笑いが起こった。
実際にはアンパンマンは飛んでこないわけじゃないですか。だからそれはとても切ない笑いではあるんだけど、一瞬でも避難所が和んだのだとしたら、ちょっとだけ救いだなと。
人生は喜ばせごっこ
――やなせ先生からの言葉で印象に残っていることは。
「人生は喜ばせごっこですよ、戸田さん」とおっしゃっていました。「人が喜ぶことをおやりなさい。その精神でいれば世の中うまくいくんだ」って。
私たち声優だけじゃなくて、スタッフみんなを呼んでパーティーをするんです。ご自身でも歌を歌って参加者を楽しませて…。
震災の時も「僕はもう年寄りだから、現地に行って瓦礫を片付けるような力仕事はできない。でも僕にできることがあるから、それをやります」と被災地の子どもたちや、ボランティアの大人たちへ贈るものを準備していらっしゃいました。
私にとっては、先生=アンパンマン。本当に、常にみんなを楽しませ、喜ばせてくれる方でした。
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190707-00010000-bfj-ent
ネットの声
たぶん、スーパーでおかしのパッケージの絵を見たからだと思いますが。
絵だけで魅了させられるあんぱんまんはすごいと思います。
人に与える事はあっても、もらうことはしない。
それが愛なのかもしれない。
親子2世代で、アニメを観て楽しむというのも、長寿アニメにおける特権だと思います。サザエさんとか、ドラえもん、ちびまる子ちゃん、クレヨンしんちゃんも長く続いてるみたいなので。
僕も幼少期に、おむすびまんの映画をテレビで何回か観たことがありましたね。あれって確か「それいけ!アンパンマンばいきんまんの逆襲」と併映していたと思います。テレビは、兄と一緒に観ていた記憶があります。遠い昔の話ですが。
アンパンマンは、いつまでも愛され続けるキャラクターであって欲しいです。
子供の食い付きが違う。
あんパンなんて食べないのにw
一緒に見てて、小さい頃には気付かなかった部分や、主題歌の深さ、キャラの多さにも驚かされるw
最近のよく出来たアニメでも、ここまでのロングヒットは難しいだろう。
ポケモンも長いけど、アンパンマンは大きなリニューアルも無く続いている。
孫、ひ孫の代にまでずっと続いていて欲しい。
もし自信をなくしてくじけそうになったらいいことだけいいことだけ思い出せ
大人になって色々経験して、分かる歌詞の素晴らしさ。
全部書いたら泣いてしまいそう。
戦争を経験した方達は、大きな災害の度に思い出すのかもしれないね。
戦争は二度としたくないけど、それで培った、日本人らしい人に対する想いだけはどうか後世に残りますように。
関西から、5回目に行った時は、亡くなって間もない頃でした。
この旅行カバンを持って旅立たれたのだな・・・・と、思うと、涙が出ました。
子どもたちが大きくなり、行かなくなりましたけど、ミュージアムの近くのご実家の跡に「お墓」ができたそうです。是非、お参りに行きたいと思います。
妹が生まれてから、兄妹の二人が、並んで座って撮影するベンチがあり、毎回写真を撮っています。3回撮っていますけど、しばらく行っていないので、久しぶりに大きくなった姿を撮りたいです。
高知の山の中にあるアンパンマンミュージアムは、商業ベースではない、落ち着いたところです。子どもたちより、わたしが、一番のファンみたいです。
是非、一度訪れてみてください。
人を好きになったら愛おしくなると、自分の労を惜しまなく相手の喜ぶことに突き進みます。
良く子のために死ねる!と言う言葉を耳にしますが、自分の必要以上の飲み会とか、仕事を逃げ場にして家族の時間を削るとか、そういうことを辞める「自己犠牲」が必要かと思います。
僕も完璧ではないですがそうありたいと努力しています。
しかし、それこそが自分の欲を押し殺す、生きながらにして子供に尽くす、子供のために死ねるという表現に近いのではないでしょうか。
やなせ先生の仰るように、人が、子が喜ぶことを精一杯やっていきたいなと僕も思います。
生きるということはお金が、何かと絡むのでとても、とても難しい事ですが、、、
やなせ先生をとても尊敬しております。
娘がやなせたかしさんと誕生日が同じで、生まれた時からアンパンマンのぬいぐるみやおもちゃに囲まれて、アニメや映画を観て育ちました。だからか何も言わなくても食べ物を大切にして、作ってくれた農家の方などに感謝することができる子に育ちました。
下の子ももうすぐ7歳なのに、もう大きいから友達には内緒ねって家でこっそりアンパンマンを観てます笑
アニメでバイキンマンも最後に食事を食べられることがありますが、その部分が大好きです。
きっと、もっと長生きしてたくさんの人を喜ばせたかったと思いますが、これからもアンパンマンがやなせ先生の遺志を継いでみんなを喜ばせ続けてくれたらいいなと思います。
大泣きだった病院も、アンパンマンのぬいぐるみを握りしめ診察できるようになったし、酷かった偏食も緩和したし、ドリーミングの歌で歌うようになったし、ダンスもするようになった。数字や文字が書けるようになったのも、話せるようになったのも、アンパンマンのセリフを復唱するようになってからだった。
やなせ先生とアンパンマンには、感謝してもしきれないです。
私と子供にとって、本当に神様です。
誰に対しても優しいアンパンマンは絶対的な安心感があったのだと思います。
そんな娘も今高校3年生。体も丈夫になり、入院することもなくなりました。アニメのアンパンマンを見ることはなくなりましたが、今でもアンパンマンを見ると「アンパンマンってやっぱり良いよね、和むよね」って話になります。
私にとってアンパンマンは娘の辛い時をいつも助けてくれた恩人です。こんなに素晴らしいキャラクターを生んで下さったやなせ先生には感謝しかありません。直接伝えられなくて本当に残念ですが、本当にありがとうございましたと伝えたいです。
この文章書きながら朝から涙が止まりません…。
でもそれは、アンパンマンだから仕方ない。
ばいきんまんのような敵と戦うために作られていないので、あの顔はお腹が空いた人のためにフワフワ。
一定時間のパトロールの後、食べられてなくてもジャムおじさんは作り直してる。
絵本を読んでいるとわかるとこなんだけど、ここ数年のアニメではその辺りが描かれていないのが残念。
アニメではまるで仏様のようなアンパンマンだけで、ジャムおじさんもだけど感情がほとんどない。
でも絵本の、アンパンマンがやられて猛烈に怒るジャムおじさんは素敵。
困った顔のアンパンマンも可愛い。
ぜひ初期の作品をリメイクして子供たちに届けて欲しいです。
そんな娘もアンパンマンを卒業する日が来るかと思うと何だか寂しい気持ちになります。
人が喜ぶことをおやりなさいって言葉も戦争体験からきてるのかな。世の中いろいろ問題があるけどとかく足の引っ張り合いとか人より目立ちたいとかそんなのが多い気がする。現実には競争社会の中で生きているからそうなるのも分かるけど個々人が一日一善みたいな気持ちをもったら本当に世界は変わるかも知れない。
陸前高田市の奇跡の一本松に行ったらやなせ先生のメッセージが書かれたモニュメントがありました。自分にできることを考えて実行する。誰かがやってくれるからいいやって思いがちでなかなかできないことだと思う。
そういう人に俺もなりたい。
いい記事をありがとうございます。これからもこういった素晴らしい記事の配信をよろしくお願いします。
子供も大きくなり今は見なくなりましたが、相手を思いやる心は忘れたくないですよね、
自分が食べなくても相手に与える‥亡き母がそうでした、アンパンマンずっと応援します。
2歳児クラス以上だと紙芝居も読むけど、アンパンマンの紙芝居はやっぱり人気があって、集中してみてます。
まあ現実は空も飛べないし欲がなければ成長もしないし、熱意だけでもだめだし難しいけどね。優しさとか友情とか善悪を理解する点では素晴らしい教材。
お爺ちゃんもお婆ちゃんもひぃ婆ちゃんもアンパンマンは知ってる。
外に出ればスーパーや図書館、遊び場の売店、ジュース販売機にもアンパンマンはいる。
アンパンマンはいつも当たり前のようにいて、大人になってもポスターが目に入ったりする。
息子もいつかやなせさんの言葉の意味を、アンパンマンの願いが込められて生まれたことを知り、また次の子供たちに伝えて欲しいと思います
戦争を望む例の議員には、アンパンチで遠くに飛んでいって欲しいものです。
けれど大人になってからの方がアンパンマンがもつ深い意味をよりわかるようになりましたね。アンパンマンマーチの歌詞もそうだけど、このインタビューにある絶対に逆転しない正義というのもそう。世の中にはそんなものは存在しないと思っていたけど、アンパンマンの正義=ひもじい人を助けるということは確かに絶対に逆転しないね。ひもじい誰かを助けるために、アンパンマン以外の別の誰かが辛い思いをするということもないし。ホントに深いなぁ。
メッセージ性が強いのも日本。
いつかはアンパンマンを見なくなる日が来ると思いますが、ずっと続いて欲しいアニメです。
有名な声優さんもたくさんいますから、そういう業界ファンの方も楽しめるんじゃないかと思います。
アンパンマン、侮れません。
悪いことをするとバチが当たると言うことなのですね。
話し合いだけでは解決しない問題がある事を理解しましょうね。
もうずいぶんとお歳を召していましたが、素敵なステージを見せてくださって、どんなに子ども達が喜んだことか。
やなせ先生の思いは伝わっていました。
そんな事を思い出しながら読み進めて、この戸田さんのお話しに感激しました。
小さい子どもは男の子は戦隊ものか乗り物、女の子は例えばヒロインもの、というように不思議と好みが別れるのですが、アンパンマンだけは男の子も女の子も皆んな大好きなんですよね。
親の私も大好きでした。
アンパンマンって本当大体誰でも知っててすごいなぁと思います。
私は、ばいきんまんの何度やられてもまた立ち上がっていろいろ考えて立ち向かう姿が、大人になってからすごいなと思うようになりました。
そんな大人でいたいなとアンパンマンに教えられるという(*_*)
身体はおそらくそれに付随した、生命体じゃないのと考えられる。
悪くいえばある意味、現実には存在し得ない、オバケであるとも考えられる。
そんなアンパンマンの最大の使命は、飢え死にの恐れがある人々に、自らアンパンである頭を、食べさせて助けること。
そういったヒーローを思い付き描きあげた、やなせ先生の優しさと功績は、いうまでもなく最高の称賛に値すると思う。
でも世の中には、国民の多くを飢餓から助けるよりも核兵器を開発するほうが正義だと考えている独裁者もいるのですよ。
子供と一緒によく見ていますが、アンパンマンのストーリーには毎回必ず伝えたい何かが根本にあるんです。
バイキンマンにもちゃんと長所があって、それが良い意味で発揮されるお話もある。
完全なる悪役を作らないのがいいなぁ、と感じました。
震災や戦争ほどの辛さとは程遠いけど、元夫が急に出て行って、1歳児抱えて途方に暮れていたとき、何度一緒に聞いて子供の後ろで泣いたか…
「もし自信をなくしてくじけそうになったら、いいことだけいいことだけ思い出せ。」
それでも人を不愉快にさせる人も多くて
金もうけの目的で歯と顎をおかしくさせる悪徳歯医者も何人もいて、
神様だと思ってた医者が実は悪魔だったりで、
親切にしなきゃいけない職業の人が悪い人もいる時代だから
気を付けないとだけど、こんなに良い人が多くなってほしいですね。
今の大人も、子供たちに希望溢れる未来を教えてあげられる振る舞いや行動が必要ですね。
やなせさんのことはアンパンマンと詩とメルヘンでしかしらなかったのですが、根っこにこういう信念があるのか、と感動しました。
そんな歌を6歳と3歳の息子たちが元気よく、声を揃えて歌っている。
もちろん理解などしていない。
でも『もし自信をなくしてくじけそうになったらいいことだけいいことだけ思い出せ♫』
下手くそだけど、私には本当に天使の歌声に聴こえる。
いつか歌詞の意味を理解する日が来る。
でもその頃はきっと、たくさんの壁や挫折を経験した後だろう。
どうかアンパンマンややなせ先生のように、いつでもどんな苦境でも前を向く強さと、人を想う優しさを忘れないで欲しい。
『アンパンマンは君さ。』
ヨハネによる福音書の一節に
わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。
とあります。
キリスト自身が食や性といった欲に執着しない存在ですね。
アンパンマンの原作を読んだことがありますが、アニメとは違い自己犠牲のキリスト教精神をストレートに表現していますね。
私はクリスチャンではありませんが、自らの身を削りボロボロになりながらも笑顔で他を救うアンパンマンの神々しさに目頭が熱くなった思い出があります。
ハッと気づかされることがたくさんある
とても良い作品です
アンパンマンに負けても負けても、毎週食らい付く精神は見習いたいものです。
少し成長すると皆彼の事を忘れて他の面白い事に夢中になっていく
しかし更に成長してさてどう自分の子をあやしたものかと悩んだ時
ふと後ろを振り返ると懐かしの丸顔がほほ笑んでいる
こうした流れが続いていく限りは彼はきっと滅ぶ事はないんだろうな
最初はアンパンマングッズだらけになるのが嫌で
なるべく買わないようにしてたんだけど、子供とアニメ一緒に見てると私もハマってしまいました。
手のひらを太陽にの作詞がやなせ先生だと知ってからまた見る目がかわりました。
制作側が意図してるかはわかりませんが深いですよね。
アニメの主題歌も、さらっと歌われていますがすごく考えさせられる歌詞ですし。
どの世代が見ても、何かグッとくるものがある作品だと思います。
ヒーローものでも3通りに分かれる、大人になっても大好きなアンパンと鬼太郎はそんな先輩の生きる喜びと感謝が偉大な力の象徴として表現されてる事から来ている大人にも子供にも分かりやすい神なんでしょうね。
自分は食べなくても子供に食べさせてあげる。
究極だけど、アンパンマンって実はお母さんに向けてのメッセージでもある。
アンパンマンの映画も、お母さんが見て感動するシーンも多い。子供が見ても分からないシーンも、いずれその子がお母さんになったときに良さに気づくように考えられていると思う。
先生自身も絵本作家としてのデビューが遅かったとも聞いた。
それが今やドラえもんサザエさんちびまる子ちゃんクレヨンしんちゃん等………etcに並んで日本人でアンパンマンを知らない子どもなど絶対居ないくらいに市民権を得た。
アンパンマン=やなせ先生の残した功績はとてつもなく大きく素晴らしいものだと思う。
これからもず〜〜〜っと先生が残してくれたキャラクターを大事に育て・守っていって欲しい。
この歳になると周りもいらないプライドやエゴが強くなってくる人が多くて…嫌になることが多いのでアンパンマンで嫌な気持ちをきれいにしてます。
アンパンマンってすごいなぁといつも思ってます。嫌いって人をほとんど聞いたことない。
これだけのキャラクターや世界観を作り出した先生、素敵な方だったのでしょうね
自分は「甲斐性」と「自己犠牲」を、20世紀に置いてきた。だからこの21世紀平成令和の時代、病体でも身軽に生きられては来ましたが、ここに来て「置いてきて良かったのかな?」疑問も出てきています。
やなせ先生は「自己犠牲」「人を喜ばせる心」それらをずっと大切にしてきたからこそ遅咲きかも知れませんが50~60代でアンパンマンを世に出せたんだろうと思います。
尊敬と同時に、いろいろ考える機会も与えていただいています。
やなせさん世代はアンパンはあこがれの食べ物だったと思う。
藤子さんのドラえもんの好物がどら焼きであるように。
子育て中にアンパンマンと再会して嬉しかったのを覚えています。
親子で同じ本を読めることでも幸せでしたが、この先もずっと残る名作でしょうね。
『アンパンマン」からは普遍的な愛を感じます。
個人的にはプリキュアや6期鬼太郎に何らかの役で出演して欲しいんだけどな。
しかし中はつぶあんだったのか…これからもずっと続いていきますように。
堅苦しすぎず、読みやすく、アンパンマンの背景にどんな気持ちがあるのかが分かります。アンパンマンもやなせさんも正義のヒーローです。
戸田さんもお元気そうで嬉しいです。
涙出てくる。
辛いとき、アンパンマンのマーチを
歌ってました。
ありがとう。やなせ先生。アンパンマン。
小学校の図書室にアンパンマンの単行本があり(絵本ではありません)、小さな子供に自分の顔を食べさせて、半分の顔で空を飛んでいました。子供心に衝撃的でした。
子供とよく一緒に見ますが、主題歌の歌詞は奥が深いですよね。子供たちにもこの意味を理解してもらいたいな。
アンパンマンの自己犠牲が出来るのは、ジャムおじさんのパンを作る腕、バタコさんの腕力が大きい。変えた顔は回収してると信じたい。
ケーキに目もくれない現代っ子でさえ、アンパンマンに興味なく育つ子は見たことがありません。
亡くなった後も、日本中の子供達に正義を教えるやなせさんって凄いなぁ。
最近のアンパンマンは、気のせいか顔を食べさせるシーンが減ったのは少々寂しいですが、いつも「パトロールにいってきますね」「こまっているひとはいないかなぁ」は変わらないですね。
作者が晩年に健康に気を使って、食生活を改めたっていうから、食べてもいいかもしれないけど
今でも観ていますね。
うちの子も例外なくアンパンマン好きでした。
それにしても深いなぁ。
改めて柳瀬先生含めアンパンマンてすごいなぁとおもいました。
やなせさんの強い想いが反映されているとは、考えてもみなかった。
改めてアンパンマンの人気の理由が分かる気がしますね。
本当に神様みたいな存在ですね。
丁度妹が世代で一生懸命見てるのを横目に見ていました
実母が「ばいきんまんってえらいよね、何でも自分でやって。悪いことしないでにこにこ混ざってもらえばいいのに」と言っていたのを未だに思い出します
私の子供達も大好きでした。
今一番下の子がアンパンマンにはまっています
そしてきっと子供達に子供ができたらこのアニメを見て欲しいです
やなせ先生は本当にすごいです
映画やるから書いたであろうこの記事にもグッときてしまいました
ずっと続いて欲しいアニメです
小さい子供たちには理解できないでしょうが大きくなったとき歌詞の意味を理解したときに感動するんじゃないのかな…
アンパンマン歌詞は本当にステキです。疲れていた時、なんのために生まれて~♪の部分に涙がでました。
いつのまにか卒業してしまいましたが、思い出は沢山あります。
戦争を実際に体験した人でなければ、アンパンマンを作り出すことは出来なかっただろう。
アンパンマンは幼児向けアニメだと思っていたが、込められたメッセーッジには深いものがある。
で、自身に子供を授かって、アンパンマンに再度巡り会うんだよね。そして子供の頃、気付かなかった奥深さを知る。
神様か。。深い話ですね!
未来に孫が生まれたら、ぜひ私から薦めたいと思います!
自分もこういう人に近づきたいと思うけど、今の日本に立ち向かえるほど、自分にはパワーがない。
勧善懲悪が好きじゃなかったからかも。
正しいこと悪いことを楽しく子どもたちに教えている
日本の情操教育の一端を担ってると思う
スタッフの皆さんも作品を大切にしているし
守って行って欲しい
感じた幼い子が いつか世界の彼ら彼女らがかみしめて次の世代に
伝えできる 時間と空間だと思います。
アンパンマンの様な素晴らしいアニメが日本にあって本当に良かったと心から思いますね
自分達の病気を倒してくれるんだって言います。
私も入院していた時にそうでした。
小児がんで亡くなったお友達とアンパンマンが絶対に治してくれるから辛い治療も頑張ろうねってよくいったの覚えてます。
友達は残念ながら旅立ってしまいましたが。
アンパンマン見ると当時の思い出を思い出します。長くやって欲しいな
ひとつ言えることは作者の「想い」が壮大で美しく素晴らしいということなのでしょう。
心が綺麗な方が作りあげたのだから、魅力があるのかな。
私も痛くなかったら、私の霜降りカルビを皆さんに提供して、人助けと共に自分の健康も取り戻したいのですが、痛いのはイヤですね。
人を疑うことを知らない登場人物達も素敵だし、うちの娘達はアンパンマンを見た後は登場した食べ物を食べたいと言ったり、おいしそうに食べるみんなのマネをしたり…ある意味、最高の食育番組だと思ってます!
美術館での展示などで先生の考えを見聞きしてきましたが、この記事でさらに引き込まれました。
喜ばせごっこの人生を実践していきたいです。
ただ、子供にはアンパンマンが歯みがきしない理由は理解できないな。そこまで徹底しなくても良いような気もします。
見た目がおっぱいに似ていて本能的に好きになるのではないかと思います。
今の子供たちも同じようにアンパンマンを見ているんだと思うと改めて国民的な作品なんだなと認識する。
絶望的な状況だったあの時、とても力づけられました。
それ以来アンパンマンのマーチを聞くと泣けてきちゃうんですけど(笑)
これからもずっと歌い継がれていって欲しいと思っています!
完全なる悪者がいないのがアンパンマン最大の魅力ですね。
無理なことなんてしなくても出来ることだけ一生懸命したらいい。
学校の実習でアンパンマンを作ったそうです。
素晴らしいですね、なかなかできる事ではないです。
あとアンパンマンの主題歌ですが、数年前姪っ子達に付き合って観ていた時に、歌詞が妙に心に沁みて、沁みて…。
当時はちょっと仕事で悩んでいたから余計だったと思いますが、この時もなんだか涙出ました。
管理人の率直な感想
戸田恵子さんが語ったアンパンマンと、やなせたかし先生の話。
何か忘れかけていた、とても大切なものを思い出させてくれる内容でした。
僕の小学校の卒アルに、図書室に天井から吊るされたアンパンマンのオブジェが載っています。
そのアンパンマンは子供が作ったものとはいえ、とても不気味で、おどろおどろしく、非常に評判が悪いものでした。
アンパンマンは正義の味方です。
僕の小学校の図書室にあったアンパンマンは不吉の象徴。
この世の不幸を全て含んだような異様さがありました。
既にお気付きの方も知るかもしれない。
そのアンパンマンのオブジェを作ったのは何を隠そう僕なんです・・・内緒ですよ?
言い訳させてください!
あのですね、夏休みに本を読んで絵を描くという宿題があり「トムソーヤの冒険」を読んで描いて提出したところ、その僕の作品が何かに選ばれまして、凄く評価を受けたんです。
図書室にも展示されました。
「じゃあアンパンマンもいこうか」ってな感じで、先生に制作をお願いされたのです。
しかし、絵を描くことと物体を作ることは全く勝手が違う。
「こりゃできない」なんて言えないところまで既に手を付けてしまっていました。
友達にも手伝ってもらったのですが、既に「アンパンマンっぽい異形の者」と化したその物体は手の施しようがなかった。
悪意はなかったんです。本当です。
結果、先生たちも「せっかく作ってもらったものだし、お願いしたのはこっちだし」という思いがあったのでしょう。
見事に天井に吊るされ、見世物になってしまいました。
何の話でしたっけ。
そうそう、アンパンマンは究極の正義の味方という話です。
僕の思い出したくなかった思い出が蘇った話なんてどうでもいい。
戸田恵子さんが仰っていた「先生=アンパンマン」という部分は胸を打たれました。
被災地の話も。
「ある避難所で、子どもが「アンパンマーン!」と助けを求める声をあげたんだそうです。その時、周囲で笑いが起こった。」
でも実際には飛んでは来ない。
年甲斐もなく、「僕も誰かのアンパンマンになりたい」と思ってしまいました。
助けを呼ばれたらすぐに飛んでいける存在に。
あの卒アル・・・アンパンマンの部分だけ切り取ってくれないかな。
今更言っても仕方ないですが。
『人生は喜ばせごっこ』
この僕とアンパンマンの思い出を読んで「あはは、バカだな~」と笑ってくれる人が一人でもいればいい。
ということにしておきます。
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