人気ポッドキャスト番組『ジョー・ローガン・エクスペリエンス』の司会者が今年2月、「古代マヤの文明は宇宙から来た人々が築いたもので、7世紀マヤの国王パカル一世の棺には宇宙船に乗る宇宙飛行士の姿が描かれている」という説を紹介し、「主流の考古学者はどう考えているのか」と問いかけた。それに対し、Twitterで本職の考古学者から回答があり、それを科学誌Scienceが4月12日号でコラムにしている。
パレンケのパカル王の石棺の蓋に描かれた彫刻
「あなたが番組で言及したのはパレンケのパカル王の棺の蓋に描かれたものですね。これは、王が亡くなったそのとき、地下世界へと落ちていく様子を表しています。
この彫刻がまさに死者の亡骸の上で見つかったという事実を踏まえると、死と次なる世界へ移行という概念が強く裏付けられます。(ヒスイの素晴らしい埋葬マスクもです)。
『望遠鏡』なのではないかと番組で言われていたのは、実際には今日『世界樹』として知られているイメージです。 (一番上の鳥に注目して、望遠鏡説や宇宙船の打ち上げ説と比較してみましょう)。
世界樹の図は古代マヤの意匠としてごく一般的です。もう一度、鳥と特に樹の根元の部分をよく確認してみて下さい。パカル王の石棺の蓋に見られる図柄と顕著な類似点があることが見て取れます。
これはフォン・デニケンや他の#AncientAliens (古代宇宙人)説を唱える人たちによくある手法ですが、あるイメージを創造した文化にとってはごく普通の図柄を取り上げて、元の文脈からかけ離れたものにした上で、ひねった、現代と同じようなものの見方をさせようとします。~中略~
フォン・デニケンの主張は、人類だけではあのような都市、文明を築き得なかったと主張するもので、人類の成し遂げたことを悲しいほど貶めています。『古代の宇宙人』は、マンガの中だけの存在にしておきましょう」
考古学者のデイビッド・アンダーソン教授はこのように回答し、マヤ文明に宇宙人が関わっていたとする説を一蹴した。
ツイートで挙げられている「フォン・デニケンや他の#AncientAliens (古代宇宙人)説」とは、1968年に作家のエーリッヒ・フォン・デニケンが著書『未来の記憶』などで広めた「パレンケの石棺に描かれた古代の宇宙飛行士」といった説を差す。古代の文明に当時の技術では考えられないような高度な事物が存在し、地球外から高度な文明を持つ宇宙人がそうした技術を持ち込んだ、という考え方を示唆している。
「超古代文明」に言及する説を信じる人が増えている
アンダーソン教授のツイートに添えられた石棺の図柄は縦に表示されており、世界樹と鳥という意匠を理解しやすくなっている。フォン・デニケンは著書で古代の宇宙飛行士説を唱えるにあたり、図柄を90度回転させて横方向に見せることで元来の解釈をわかりにくくし、自説を補強したとされる。こうした本来の文脈からの切断操作をアンダーソン教授は強く非難している。
こうした「超古代文明」に言及する説は、他にもアトランティス大陸の生き残り、エジプトのピラミッド建設を宇宙人が支援したなど荒唐無稽な多数の説があり、「pseudoarchaeology」と総称される。「pseudo(偽の、まがいの)」と「archaeology(考古学)」を合成した語で、同様のpseudoscienceという言葉が「疑似科学、ニセ科学」と訳されることから「疑似考古学」の意味と考えてよいだろう。アメリカ考古学協会の機関誌でも、偽史の一種であるとしている。
こうした説は古くて新しく、今でも(書籍だけでなくPodcastでも)浮上してくることがある。アンダーソン教授のように研究者から一蹴されて引っ込めばよいのだが、信じる人が増えているというデータがある。
トランプ政権になってから、極端な説のほうが面白い?
疑似考古学、疑似科学が繰り返し浮上してくる理由について、ジョー・ローガン・エクスペリエンスの番組では「トランプ大統領の政権になってから、極端な説のほうが面白く、穏健で筋道の立った考え方が『つまらなく』見えるからではないか」との見方を示した。政権のせいにできるかどうかは慎重に考えたいところだが、筋道の立った考え方が『つまらない』という意見には異を唱えたい。
アンダーソン教授は「本来の考古学的資料を元の文脈に戻してみると、はるかに素晴らしいということは確かです!」ときっぱり言い切っている。石棺の図柄を回転させてみたり、宇宙船のイメージにそぐわない鳥の姿を無視してみたり、無理な解釈を積み上げるよりも、古代マヤの他の考古学的資料と照らし合わせて死生観を描き出すほうがはるかに面白い。スペースXやボーイングが新時代の宇宙船を開発し、日本でも宇宙旅行ベンチャーが開発を進めている時代に、現代の宇宙開発と何一つ結びつかない古代の超技術の話をされても「何も面白くない」のだ。
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190514-00010006-newsweek-int
ネットの声
ダーウィンの進化論も、ダーウィンの言ったそのままではないという説が有力になっていますし、恐竜の姿も、私が子どもの頃に再現されていたものとは異っていたことが分かってきています。
羽毛のことなど。
学者が言っているにしても、どの意見も、これが絶対に正しいとは言い切れないのでしょう。これらの内容に興味を持ったら、自分で様々な説を知りたいという探求心が湧いて、いろいろな説を調べる幸せがありそうですね。そこからまた何か発見や興味が生まれ、もしかしたらポジティブな生き方にまで繋がったりして…
あの雑誌が言うから、あの学者が言うから正しい、という世の中ではなくなってきたように思います。
現在形の人類の歴史は200万年前から始まっていると言われているが、我々が知り得ている人類の歴史はたかだか数千年前までのこと
我々が知らないだけで、そこに至るまでの200万年の間に、今を凌駕する文明が起こりそして廃れていったとしても何ら不思議はない。
我々人類は、今それを結論付るのでははなく、今以上に技術が進歩し、あらゆる分析が出来るようになったとき、結論を出すべきだ。
、、と
古代に思いを馳せる。
虚偽の内容は兎も角、すごく大事なロマンだと思います。
>これは、王が亡くなったそのとき、地下世界へと落ちていく様子を表しています。
純粋に絵だけを見て判断するとあお向けに落ちていく様子には見えないけどな。
背中の湾曲を見れば「前かがみ」になっている。重力は足側にかかっている。
古代の宇宙飛行士うんぬんや死後の世界うんぬんはおいておくにしても、絵は横向きと判断せざるを得ない。
科学も歴史も、実際はコツコツと地道な作業で一つ一つの真実を探求する学問だから、多くの人には退屈で信じたくはないものかもしれません。
これはトランプ氏を貶める報道だろう。平成で自然災害が多かったのはアベガーと言うのと同じ
一見科学のような装いをしてるけど間違っても科学ではない
フィクションだとわきまえてみるにはいいと思うのですが、まじめに捉える人が多くなるとたしかに問題かもしれませんね
ただトランプと絡めるのはこじ付けかな。
その地球に知的生命体が生まれ、
科学によって発展したのは事実。
地球の人類はすでに月にも行っている。
宇宙に探査機も送って調査をしている。
広い宇宙に、地球以外にそんな星が他に全く存在しないとは言えないのではないか?
宇宙の歴史は途方もなく長く、人類が登場する以前の地球に他の知的生命体が来てないとは限らない。
最近思う。
昔の宇宙人の写真とかあるけど、
今の容姿は本当は全然違うんじゃないかと
想像してしまう。
経済的、人脈的に普通の根っからの政治家達より自立していて、政界にはびこる、しがらみや仕来たりに縛られない人がアメリカ大統領になることで、小さな風穴を空けための1つのシナリオでしかない。
反秘密結社の人達が今どれだけのことがやれてるのかは分からないけど、3.11、9.11、などの世界的ニュースはほとんどが人為的に引き起こされたのはもう承知のはず。
世の中はある一部の権力の情報操作でどうにでも動いてしまうということをそろそろ気付いた方が良い。
日本だと、なぜ郵政民営化が起きたのか、安部、麻生はいまだ健在で田中、竹下は失脚させられてどん底まで落ちたのか、今は水道局も民営化にしようとしている。これはホントに恐ろしいこと!!
が、古代に地球を訪れた異星人がいたとしても不都合なこともないし、
何か証拠を残していても不思議ではないです。
調査検証もしないで何もかも頭から否定するのは科学的でない。
ただ、日本にこんなオーパーツがなぜ少ないかと言うと、歴史の文献があり継続した歴史が有るから「トンデモ」の入る余地が少ないんだろうね。
地球の長い歴史からすれば、過去に発展、滅亡した文明に現代と遜色ない技術を持っていたとしても不思議はないと思います。
原爆の父と言われたオッペンハイマーも核実験は近現代において初めて成功したと発言していたようですし。
シューリマンが、伝説と思われてたトロイヤを発掘したことは有名ですからね。
歴史ってひとつひとつ解明されていくと思うので解明されるまでは超古代文明で楽しみたい。
我々生命体を設計したのは、
宇宙の知的生命体であることに変わりはない。
いずれ証拠がみつかる。
彼らの設計図である遺伝子の中に、それはある。
マヤは他の文明よりも文明の連続性が乏しく、外部からの知識伝授の可能性を感じるものだ。
なお、古代宇宙人説の番組で、神武天皇の故事と王政復古の明治維新以後の日本の発展との関係をこじつける回があった。笑い転げた。
幽霊は見たことがないからいないとは思います。
しかし世界を創った神、的な存在はあるのではないかと思っています。
この有名な画ですが、縦にしたらどうなるのだろう。
違った解釈ができそうな気はしますね。
この『空白の10万年』が謎のままなのだ。
考古学者の中には、「人類は空白の10万年の間に、何度か文明が滅んでいる…我々の文明は何度目かの文明だ。」と言う説を唱える人までいる。
更には…今の我々の文明よりも、発達した文明が存在した可能性も有ると言う。
第一印象が正しかったと知って、ホッとした。
でも、宇宙樹は難しい。
着色して解説してほしい。
いいじゃないですか、ロマンや想像力を掻き立てられて。
MMRを思い出すなぁ~。
仮に超古代マニアでもどう考えても整合性のある意見は受け入れなきゃ。
また、他文明との衝突・交流がないから、発展が少なく、古代をイメージされる古い造形が維持され続ける
このパカルとかいう王さんも、「古代!」っていうほど、古くない
日本で言えば、聖徳太子と同時代人で、中国で言えば、隋の煬帝
パカル王と煬帝では、文明の先進性は、隋の圧勝だろう
パカル王の遺体は、翡翠で飾られていたそうだが、中国では、パカル王の800年前に、秦の始皇帝の翡翠(玉)の装束が残っている
マヤを代表するククルカンのピラミッド神殿も、9世紀のもので、超古代っていうほどのものでない
それより、オレたち日本人を含むモンゴロイドが、移動した時代こそが、超古代
オレたちのご先祖は、大陸を追われて(?)辺境の日本列島にたどり着いたが、彼らは、シベリア、アラスカ、北米を渡り歩き、マヤにたどり着いた
面白いけどな。
畏敬の念も込めての面白さ、ロマンを感じるけどな。
考古学は、推測してできないという現実をみな忘れている。正しくは、当時、現地にいた人にしかわからない。我々は、科学的データを元に整合性ある事実を積み重ね、推測しかできない。縦に、という点すら、当時の人以外はわからないのに、実に愚かなことだ。
科学はあらゆる可能性を否定することではない。
↑
順序が逆ではないかと思います。
ジャーナリストの見識を疑いたくなります・・・
ただ地球人じたいが宇宙人だと言う学者がいますよね
進化の過程でつじつまがあわないらしい
火噴いて飛んでいく火薬を中国人が作る数千年前、逆噴射の動力装置はきっとそういうシーンを見た人が居たはず。
信じてると言うか、未解明なことにがいっぱいあって面白い!ていう気持ちです。
父が埋蔵金とかUFOが大好きで、子供の頃よく見てましたねぇ。
いろいろ想像するの楽しいですけどね、だめなのかなw
足の位置が不思議。
大衆の面前に姿を見せて欲しいのに
いまだ出てこない
信じるのは自由だが、あまり他者に触れ回るのはよくないね。
「私は麻原の教典を信じてます」って宣言するのは自由だけど、危険人物だと思われるでしょ
ま、それすらも自由だと言い張るんだろうな
考古学も科学も知らない素人がイメージだけで広めるんだろうね。疑似科学っていうものを。
でもこんな話が出るくらい
マヤ文明は異常な文明だ
20進法の暗算が出来たり
1年の周期を365.244下三桁まで
割り出していたり
脳に手術をした痕跡のある
頭蓋骨が出たり
おかしなものがありすぎるのも事実だ
マヤ文明のある所ってさ
地質学的に山が出来ないらしい
石灰岩で地層が出来てるから
だから山みたいなものは
全部遺跡なんだって
神様が作ったらしいです。
現代のクレーンでも不可能なのに、まさか人力で?
インカのカミソリすらも入らないほどびっしり組み合わせて積み上げたのも多分〜だろう、としか言えない現代科学。
エジプトのは1段目は数トンあるが、人力で?
トランプ政権とは何の関係も無いと思うけど、わざわざ名前を出すのは何故?
こういうのを信じる人が出るのも仕方がないとは思う。
でも、いまだに「アポロの月面着陸は捏造!」とか「ホメオパシー」とか、そういうことを本気で言っている人とこういうものを信じる人ってのは地続きだからね。
笑ってもいられないよ。
「こういう説がある」と言われたことを無条件に信じる人がどれほど多いことか。
そこからもう一歩進んで、「実はこうなんです」という資料とかも読めば騙されることも少なくなるんだけどな。
「飛んでる」と見たのは
宇宙を色んな情報で見た現代の人の目。
確認出来てないからね!
自分が実際に確認出来るものですら
真実なのかは自分次第!
どう思うかは自分次第!
オカルト楽しいじゃないの!!!!
縦だと苦しい姿勢だね?
「古代には宇宙人が居た」と信じると様々なオーパーツが更に魅力的に感じられる。
でもその頃に地球に来ていた宇宙人は今は地球に興味が無いか、滅んでしまったのかなぁ…
それでも電子レンジだけはやっぱり宇宙人の技術だとさりげなく信じています。笑
こういう“オカルト”ネタは何年か毎に“ブーム”がある、
出て来るたびに(=再発行されるたびに)、ちゃんとした学説等に否定されるが、
何年かするとそれが忘れられてまた出て来る、
というだけの事で、
トランプ云々は関係ない。
『“オカルト系”のネタは、単純にサイクル的に
これを初めて見た小学生の頃
色々とときめいたし
自分達が生まれる遥か以前に
宇宙人が地球にやって来たかもって
そんなファンタジーも
この世の中絶対必要やん
ヒストリーの「古代の宇宙人」は、荒唐無稽なこじつけを尤もらしくやってて面白いで。
中には「へぇー」ってのもあるしな。
総ての説が、仮説。
本当にそうだとしたら、地球はこんなに汚れて無いはずだ。
UFO、UMA、霊体、超文明、科学で解明できないものを偽科学とするのはロマンが無いな
シュメール人は宇宙から移民してきた人間かその末裔だと思ってる。
水洗便器なんだよな
ベンキーマンの話であった。
宇宙飛行士よりは有りだよなぁ
「古代の宇宙人」って番組は面白いよ
笑えるのと同時にすごく頭が痛くなるけど
謎は謎のままでいいんじゃない?
なぜ古代マヤ人が2012年12月21日に、
銀河整列することがわかったか。
そしてそれがわかったとしてなにに役立てようと思ったか。
考古学者も苦し紛れにそれっぽい答えを出しているだけだな
未だ他の文明の遺跡が見つかってないだけなんじゃない
夢がないなぁ・・・・
別に宇宙飛行士かもって思っても害ないじゃん!
プロレスの技が聞いてないとか真面目に解説しても誰も得しないだろ?
管理人の率直な感想
僕からすれば宇宙船説より、「地下世界へと落ちていく様子」の方が圧倒的にあり得ない現象なのですが。
しかし夢もロマンも無い人間ほどつまらないものはないですね。
学者でもないのに「UFOなんか何度も見てるよ?呼べるよ」とテレビで言ってるおじさんも心配ですが。
いずれにせよ、真相なんて当時の人しか分からないので今は誰も断言できないわけですから、どうせだったら想像を膨らませてロマンを持った方が楽しいと思うんです。
何でもかんでも理屈か屁理屈か分からない言葉を連発して、人々が惹かれる未知のものを否定する人間は見ていて悲しくなる。
仮にその人が子供の頃からずっとそうだとしたらと思うとゾッとします。
否定ばっかりしていたら人類は進歩しません。
コロンブスの卵がそうだったように。
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