マンガやアニメ作品に登場する動物には、プロが思わずうなってしまうほど生き物の生態が巧みに描いた例がある一方、思わずツッコみたくなる「間違い」を犯しているケースもあるようです。どうぶつ科学コミュニケーターの大渕希郷さんが解説します。
「パンを食べるヘビ」は実在しない?
マンガやアニメはもちろんフィクションで、その世界観を楽しむものです。しかし、「動物屋」が見ると、フィクションとはいえ思わず「オイオイ」とツッコみたくなるようなシーンもあります。
『ジョジョ』第5部のヘビ
荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)は、登場人物の人間関係が色濃く描かれていて、大好きな作品です。特に「日常性」が描かれている第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、疲れたときなどに度々読み直して元気をもらっています。
同作品の第5部 「黄金の風」3話「塀の中のギャングに会え」で、スタンド能力で創り出したヘビが美味しそうなパンに思わず食らいついてしまうというシーンがあるのですが、ヘビは絶対にパンは食べません。
私も愛用している爬虫類のデータベースサイト「THE REPLTILE DATABASE」によれば、ヘビの種数は3700種以上。その中に、植物食のヘビはいません。
ただし、ゴールド・エクスペリエンス(「黄金の風」の主人公ジョルノのスタンド能力。殴った物に生命エネルギーを与えることができる)で産み出されたヘビが実在する既知のヘビなのかどうかはナゾなこと、さらに最近ではインターネット上にブドウを食べるヘビの動画がアップされたこともあり、その可能性はゼロではないのかもしれません。
ブドウを食べるヘビの動画については、これから真偽を確認したいと思っています。『ジョジョ』には、ヘビ以外にもたくさんの生物が登場し、よく調べられていると思います。
同じくジョジョ5部の亀
特に、カメのスタンド使いココ・ジャンボが、ザ・グレイトフル・デッド(老化させるスタンド)の攻撃を受けても老化しなかった、あるいはしにくかったのは、やはり変温動物だったからなのだろうな、と私は思っています。
というのも、ザ・グレイトフル・デッドは体温の高いものから急速に老化させるのです。劇中でザ・グレイトフル・デッドの老化攻撃がココ・ジャンボにも効いてしまっているのか疑問に思ったグイード・ミスタは、「このカメも年をとっているのかな…?でもカメは万年生きるっていうからな。オレたちよりも長生きか」と、つぶやいていました。
荒木先生が、ミスタのようにカメが長生きだから老化しづらいとしたのか、それともきちんとカメが変温動物であることを押さえてこの場面を描いたのか思いをはせると、ミスタのセリフがさらに楽しめます。
ちなみに、ココ・ジャンボははじめ駅の水場にいたことや甲羅の形状から、おそらくリクガメではなく水生のカメと思われます。そうすると寿命は、ヒトより長いということは考えにくいです。
そして、なんとそんな荒木先生は、超有名一流生物学雑誌「Cell」の表紙を飾ったこともあるのです!
トトロのヤギ
ジブリの『となりのトトロ』で、メイちゃんが入院中のお母さんにトウモロコシを届ける途中で、ヤギに出くわすシーンがあります。
このヤギが大きく口を開けた時に、上下にしっかりと歯が生えていますが、実は、ヤギに上の前歯はありません。ヤギを含む偶蹄目(ぐうていもく)のうち、ウシ科やシカ科の動物に生えているのは下の歯だけ。歯のない上アゴはザラザラとしていて、このアゴと下の歯で草や歯をすりつぶし、反芻します。
これは作画のミスというよりは、メイちゃん目線でヤギへの「恐怖心」を描き出すために、宮崎駿氏があえて上の歯も描いた可能性も考えられます。それはご本人に聞かないとわからないことですし、トトロが素晴らしいファンタジー作品であることに変わりはありませんから、ここでの考察はこのくらいにしておきましょう。
「文明崩壊後」の生態系を巧みに描いた『ナウシカ』
一方、『風の谷のナウシカ』は、こちら文明崩壊後の地球生態系の変化について、非常によく考えられています。環境が大きく変わり、それまで生態系のなかでメジャーだった生物グループが衰退してマイナーだったグループが隆盛を誇る(劇中では昆虫類や陸生無脊椎動物と菌類)というのは、これまでの地球の実際の歴史で何度もあったことです。
アニメを観るなら!!U-NEXT
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00010000-magmix-ent&p=1
ネットの声
人物は大丈夫なのに動物だけ作画崩壊とかよくある。
あと、ジョジョは荒唐無稽を楽しむマンガだからツッコミ不要。そもそもダイヤモンドは砕けるし。
そんな本があった気がしますね。
ベルセルクのガッツが持ってる鉛の塊
みたいな剣の重さだとか色々と。
まぁ本気で調べる人が居ても面白いのかもね。
ジョジョは3部のイギーが好き。
コーヒー味のガムが好きなワンコが
居るかは知らないけど。
アニメのロボットを実際に操縦したらパイロットにかかる負担はどれくらいか、どうすれば良いか、タケコプターを実際に装着したらどうなるかなどなど
単なる粗探しではなく、真面目に考察すると面白い
まぁ、6部の時にアメリカが舞台なのにカタツムリとマイマイカブリが出てきますけど、マイマイカブリは日本にしかいない虫だったりするし。
でも、荒木先生なら華麗(?)にこう返すでしょう。
『大人はうそつきではないのです。間違いをするだけなのです』と……。
養殖したたつのおとしごは、自然とは、別の食性に変えたそうです。その変わった食性は、絶対秘密だそうです。
多くは、食性が変わらず、養殖は失敗したりしますが。変えらないとは限らない。
昔、空想科学読本ってあったけどバカバカしくて面白かった。
逆に考えるんだ。細かい設定とか事実はどうでもいいやってね。
おかしいシーンを取り上げつつも
漫画を悪く言うこともないし良い記事でした。
あとは大金持ちをたぶらかして、実際作って欲しい。
まずはパトレイバーの97式を再現してから、アルフォンスとグリフォンを、てのは欲張りすぎですな。
金山でも掘り当てて大金持ちになって97式からタチコマまで作らせられるようになりたい!
仮説1・ドナルドダックは女性だが心は男性…
仮説2・ドナルドダックは男性だが性転換手術を受けて…
どちらの仮説も一筋縄ではいかない問題が出てきそうですね。
そして(確か)古い凶暴な人間はいずれ居なくなり、新しい穏やかな人間が取って代わる、しかし…というところにも。
見る事も出来ない!
知ってた?
私は荒木先生に敬意を表します!!!
日本の固有種だし飛べないし…
大抵ひどい目に合うんだよな。
この先生的にはアレはOKなのかな?
と、つぶやいていました。
ウソホントとか専門家に解説とか、寂しい見方だなー。
間違うだけなんです…
重箱の隅をつつかないであげてw
は、5部の名言なのにッ!
昔よく特殊撮影映画でケチつけて観ている奴がいたが五月蝿いったらありゃしない。だったら観るな!って。
他に無いの?
実際のピラニアは臆病な魚なのでパニクらない限り攻撃してきません。
この考察は?
蛸と烏賊って実際に水の中以外でも墨吐くの?
言い換えれば、受験勉強の出来る人と発明する人の違いかな
あえて無粋を楽しむ以外の目的で突っ込むもんじゃないね
とにかくおもしろけりゃあいいんだよ
ウソを見破る人間も存在しません。
助けた亀に乗った浦島太郎は竜宮城までの間よく息が続いたなとか、突っ込み出したらきりがないわけで。
てっきり…。
誰が言い出したんだ!
なぜ、そんな名称なんだ!
結局は鳥の巣や鳥自体が作り物で、全ては自殺を図る者を思いとどまらせるための作り話だったというオチでしたが。
パンの枚数をおぼえてるのか?
イギーVSペットショップだけは最後まで見て、
どうなるの!?どうなるの?!!犬どうなるの!鳥スゲーな!なんの鳥あれ?っーかこれ、一番最初に犬燃やしたよな?!鳥の飼い主、主人公の犬燃やしたよな?!
と連呼していた。
作品自体嫌いなのに惹き付けるって凄い。
荒木先生の動物愛が惹き付けるのですね。でいいと思っている。
動物に詳しくない登場人物が動物の感想を言っているだけだもの。
人を運ぶ魚や
ぶっ飛ぶトビウオとか
ご存知ピラニアとか
とどめをさすクワガタとか
メチャ早いハチとか
まぁ、みんな普通じゃあないよな。
おい、6部の空飛ぶ虫のことに触れるのはダメだッ!!
管理人の率直な感想
このジョルノジョバーナには夢がある!!
すみません、言ってみたかったんです。
いや~非常に野暮な記事を取り上げてしまいました。
申し訳ありません。
気になってしまったもので。
面白ければいいんです。
荒木先生は天才です。
動物云々の前に、登場人物たちのあの表現力・画力・動きや髪形やファッションのセンス。
素晴らしい。
小さい頃に第3部の承太郎の帽子が気になって気になって仕方なかったんです。
帽子と後頭部の髪が一体化してるんですよ?
どういうこと?
実は1回だけかな?
承太郎が帽子を脱いだことがあったんです。
海に潜るシーンなんですけどね。
承太郎自身も帽子は脱がないんだぜみたいなこと言ってましたよ。
ちなみに「禿げてた」というオチはありませんでした。
それと、荒木先生と言えば「不老」です。
知ってる人は知ってるでしょう。
連載当初からほとんど見た目が変わらない。
老けない人・・・不思議な人だ。
漫画家って過酷なので、老けてて早死にするイメージがあるのですが。
荒木先生の若さが一番の謎です。
コメント