1998年7月25日、和歌山市の園部地区で開かれた夏祭りの会場で、カレーを食べた住民らが次々に嘔吐、腹痛を訴える騒ぎが発生。当初は食中毒かと思われたが、自治会長や小学4年生の男児ら4人が死亡するに至り、致死量のヒ素がカレー鍋に混入された殺人事件であることが判明した。
事件直後から、地域住民の間で「あそこが怪しい」と名指しされた家が「林健治・眞須美夫妻」だった。事件当日、眞須美は調理中のカレー鍋を見張っていた人物の1人だった。
メディアは連日、林家を取り囲んだが、元保険外交員で主婦の林眞須美(37歳)は饒舌に語り、事件への関与を否定し続けた。夫の健治はかつて白アリ駆除の仕事をしていたことからヒ素の知識があり、自宅にヒ素を保有していた。また、眞須美は夫にヒ素を飲ませることで、高度障害保険金を騙し取るなど保険金詐欺に手を染めていた。
報道が過熱し、疑惑がピークに達した1998年10月4日、保険金詐欺容疑と知人男性に対する殺人未遂容疑で林夫妻は逮捕された。その後、2月9日には本丸のカレー事件(殺人および殺人未遂容疑)で眞須美が逮捕、起訴された。
裁判の焦点となったのは、殺人の動機と、目撃証言の信憑性、カレーに混入していたヒ素と事件で使用されたヒ素の同一性だった。
解明されていない「事件の動機」
「私は保険のプロ。確かに保険金詐欺はやったが、お金にならない殺人などするわけがない」
眞須美は一貫して犯行を否定したが、確かになぜ近隣住民を無差別に殺害する犯行に及んだのか、動機の部分はいまなおはっきりと解明できていない。
状況証拠をめぐって長い裁判が続いたが、2009年4月4日に眞須美の死刑が確定。また、夫の健治も2000年に保険金詐欺で懲役6年の実刑判決が確定している。確定直前、眞須美は弁護士を通じ次のようなコメントを発表している。
「私は殺人の犯人ではありません。真犯人は別にいます。すべての証拠がこんなにも薄弱であって犯罪の証明がないにもかかわらず、どうして私が死刑にならなければならないのでしょうか。もうすぐ裁判員制度が始まりますが、同制度でも私は死刑になるのでしょうか。無実の私が、国家の誤った裁判によって命を奪われることが悔しくてなりません」
いまなお獄中から「徹底抗戦」
だが、死刑が確定してからも、眞須美の「無実」を訴える活動はますます拡大することになる。再審請求はもちろんのこと、国やメディアを相手取り、何度も民事訴訟を繰り返し、一部で勝訴している。
2017年3月には再審請求が棄却。次女による「母がカレー鍋の見張り役から離れた時間が20分以上あった」という証言は、証拠として採用されなかった。
事件後、「ポイズン」などと呼ばれいじめを受けた長男は、いまも地元に住みながら母との面会を続けている。ちなみに夫の健治や娘たちは、さまざまな理由から眞須美と関係を絶っている状態であるという。
林真須美の言葉
「1日も早く、死刑囚から生還せねばと、自分に負けてしまわぬようにと過ごしています」
参照元:https://bunshun.jp/articles/-/43977
みなさんの声
金になるなら平気で殺人できるんだ?って。
何か普通の人と感覚が違うから、普通の人が違和感を感じる言葉も平気で言えるんだろうなって思いました。
だから冤罪の可能性があるわけだ
それとも物的証拠が見つかったのかな?
さらに自分に疑いがかかることは必至。
真犯人がいたとして無差別殺人を起こす動機も謎っちゃ謎だが。
「金にもならない殺人をする訳がない。」
林の中の価値基準が金だから他人に対しても一番説得力ある言葉だと思ったんだろうね。
働かずに家がほぼ雀荘状態(麻雀仲間も殺してる)
ポリ袋のゴミを二階から投げ捨てるような人達だから住民から相当嫌がられてたと思う
実際近隣住民から抗議されたりママ友から陰口言われたりしてるから
人殺しの頭ならあいつらまとめてやっちゃおうってなっても不思議ではない
林夫やいまだに冤罪説を唱える人達の
「お金のために保険金詐欺や殺人やっても何の得もないのに無駄な人殺しはしない」っていう理屈が意味わからん
赤堀父については赤堀が生活保護費全額受け取って食事の現物支給も制限掛けていたのであれば利益になっている。
市から支給される葬儀費用も受け取っているし。
あと、警察の捜査が杜撰過ぎたのと林を犯人にするために証拠捏造したり無くしたりとやらかしてるせいで本物の犯人完全に逃がしてる状態です。裁判の内容見たら酷いですよ、ほんと。「冤罪ってこうして作られる」の見本みたいな話ですから
林は自分に殺す動機がないと主張してるんだろ?
それをろくな根拠もなく別の事件と結びつけてゾッとしてるのは単にあんたらがそう思いたいからだよ。
高知バイクとか。
他人が混入する可能性が0でもないのに
保険金詐欺するには夫とか家族だけ狙えばいい。不特定多数狙うと痛い腹突かれるし、金にならないからな。
他は即実行でも良いくらいだけどね。
命懸けで庇うんだから。
ただ、それ以外の件で十分でしょうけど。
それだけ色々やってると、ちょっとムシャクシャしただけで毒を盛っちゃう可能性もあるよね
不運な境遇もあったのかもしれないが、多くの人はその中で一生懸命生きている。
そもそも焦点となったヒ素がいきなり被告の家の台所から見つかった事になっているが、そんな所にあったなら捜査が始まってすぐに見つかっても良さそうなものなのに、何日もしてから急に証拠として出てきている。もし林真須美が真犯人だとして、そんな所にポンと置いておくだろうか?それに全く動機が分からないと言うか、そんな事をしてこの女が得る物など何もない。わざと捕まるような事をして、捕まったら無罪を主張してるのだとしたら、もう支離滅裂である。
それと目撃者と言われる少年も急に姿を消しているし、その目撃証言とやらも本当なのかどうか疑わしすぎる。
そもそも、その証言と林真須美が着ていた服が違うという変な矛盾があるのに、検察はそこは無視しているらしいし。
どうなっているんだ?
仲間に「鍋は私が見てるから」とその場を離れさせ一人になったのは林眞須美ただ一人
そしてヒ素には個体差があってカレーに入っていたヒ素と林宅に保管していたヒ素と成分が一致
普段からご近所さんと協調性がなくそれを指摘されて逆恨みしていた節もある
鍋に混入した決定的証拠はないけど決して証拠が薄弱では無いと思う。
誰もヒ素を入れた所を見ておらず、状況証拠のみで死刑判決が出ました。
限りなくクロなんですけど、白か黒かを知っているのは本人しかいないと言う。
私も真犯人が誰かをハッキリ知りたいです。
だけど、同一のヒ素だとは証明されていないから、和歌山県でヒ素を販売している店から、林死刑囚の夫と真犯人が同じ製造業者のヒ素を買った可能性はある。
これは真犯人が林だったとしてもとても恐ろしい事かと。考え方によっては国民誰でも死刑にされてしまう事さえあるということ。
家にヒ素があり、絶体的に林が怪しい状況で
毒なんか入れたら「私がヒ素入れまーーす!」と大声で発信しているようなものだから、本当にやってたとしたら無計画すぎると思うけどな。
私だったら他の人が当番か、代わる代わる入れ替わり立ち替わりさせて眩ませるぐらいするけど。多分中学生でも分かること。保険会社で働くような人がそれすらも考えに無かったのか?
限りなく黒には近い人物でも100%黒とは言いにくい。
まぁ警察も検察もそんなのは昔からだけど。
林真須美に関しては冤罪の可能性が高いと俺も思う。
現行犯じゃない逮捕、有罪判決は本当に冤罪を疑った方がいい。
当時私は子供で詳細うろ覚えだけど集団強姦容疑で地元の悪に容疑かけられたとき、被害者が被害にあった日を間違えてて、お母さんに怒られると思って嘘つきましたみたいなおかしな話になってきて辻褄があわないのに、「被害にあってるんだからおかしくなっても当然」みたいにそれでも強硬に逮捕に踏み切ろうとしてた事件。
容疑者は自分はやってないから逃げないって、警察の要請に従って警察へ行くところを、お母さんが泣きながら息子をテレビで追ってたのを覚えてるけど、当時容疑者たちは地元で騒ぎを起こして周りが困ってたから、誰も手を差しのべなかったって何かで読んだ。
林死刑囚も、祭りの前に悪質な事件は確実に起こしていて、同じような感じで周りや警察が逮捕するために盛った部分もあるのかなぁと思ってた。
事件名も覚えてないんだけど、あの事件最終的にどうなったんだろう。
最近でこそ、警察の証拠捏造とか自白の強要が表沙汰になっているが、当時は・・・
これからは、国民総メディア、みんなスクープとか記念撮影しているので証拠捏造困難な時代になりつつあって、個人的には良いかなと。
日本の闇だけど、真相を解明しようとしたジャーナリストはみんな行方不明になる。。。
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