親に捨てられた生まれての人間の赤ちゃん、野犬の母子に助けられ無事生還

インド中部チャッティースガル州の村で、仕事に出かけた村人たちが、赤ん坊の泣き声を聞きつけた。その声のする草むらに行ってみると、赤ん坊がまだへその緒も付いた裸で、子犬たちと一緒に寝かされているのを見つけたという。

インドの英字紙「インディアン・エクスプレス」が、この珍事件のあった地元の責任者の声を紹介している。

「仕事で外に出ていたのですが、午前11時に、生まれたばかりの女児が犬たちに囲まれて寝かされているのを見つけました。それから、保健局に連絡しました。その後、赤ん坊は病院に連れて行かれました」

英紙「デイリー・メール」は、「赤ん坊が生きられたのはたぶん、子犬たちと母犬が温めてくれたからでしょう」という村人の声を紹介している。

とくにこの時期、夜はぐっと冷え込むので、赤ん坊が生き延びられたのは「まったくの幸運」だとも発見者たちは語っている。しかも野犬はどう猛なこともあるので、これは「奇跡」だと言う村人もいるそうだ。

各紙によれば、この赤ん坊は保護団体によって「アカンクシャ」と名づけられた。アカンクシャがどこで育てられるかも、この保護団体が決めることになる。

警察は、この赤ん坊の両親を探し、事件として捜査を始めている。

村人たちの多くは、この赤ん坊の家族に厳しい措置を講じるよう求めており、こんなひどい扱いをする家族に赤ん坊を帰すべきではないと述べているとインディアン・エクスプレス紙は報じている。

参照元：https://courrier.jp/news/archives/272289/

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