世の中に新たな価値観が生まれつつある今、若い人を中心に注目を集めている人物がいる。モデル、タレントの井手上漠さんだ。
漠さんは身体も戸籍も性別は男性。しかし、Twitterのプロフィール欄には「いでがみばくです、性別ないです」と記しているように、心は男性でもあり女性でもある一方で、そのどちらでもないと表明している。
今春、高校を卒業し、生まれ育った島根県・隠岐の島から上京。
初のフォトエッセイ『normal? 』には、“普通”ではない自分に悩み続けた半生や、印象的な先生との出会い、学校という閉鎖的な空間で新たなルール作りを提案し、教師たちを動かした経験も綴られている。
「僕らの時代には、“そういう人”がいなかった」
その一つが、隠岐島前(おきどうぜん)高校での制服改革だ。
制服改革のきっかけについて、漠さんは次のように明かす。
「高校で仲良くなった友人の中には、私のように生まれ持った性別に違和感を覚えている子が何人かいて、会話の中で制服についての話題が出ることが多かったんです。
もともと私たちの高校の制服は、女子用(ブレザー&スカート)、男子用(学ラン)と、性別によって分けられており、私自身は、学ランはさほど嫌いではありませんでした」
「でも、友人の中には、『身体が女だからといって、スカートをはかなくてはいけないのはしんどい』とか『自分のスカート姿を見るたびに恥ずかしくて学校に行くのがつらい』と悩んでいる子もいたんです。
制服って本来は生徒が便利で快適にすごせるためにもあるものですよね。それなのに、制服が理由で通学が憂鬱になる子がいる。制服が“個性を殺す鎧”になっているのかもしれない。そう感じたんです」
高校1年生の終わりごろ、数人の同級生が制服見直しに向けての運動を始め、漠さんもその輪に加わるようになる。全校生徒に対し、制服見直しについてのアンケートを取った結果、8割が賛成だったという。
「昔からの制服を時代に応じて見直すこともなく、漫然と続けているのはおかしいと感じている人がこんなにいっぱいいることが分かり、心強かった。それに、『自分自身は性別への悩みはないけれど、悩んでいる人がいるのだから変えたほうがいいよね』と言ってくれた子もいて、その思いやりに感激しました」
しかし、教師たちは見直しに前向きではなかったという。制服見直しに対するアンケートをお願いしたものの、回答してくれた教師はほとんどいなかったそうだ。
なぜ、8割の生徒が賛成しているのに、先生は動いてくれないんだろう。そんな思いがくすぶっていた時、ある教師の発言が漠さんの心に火をつけた。
「ある先生が『僕らの時代には、“そういう人”がいなかったからよく分からない』と、口にしていたと友人から聞いたんです。
時の流れとともに物事は移り変わっていくはずなのに、なぜ、先生たちの時代を物差しにするのか、なぜ“よく分からないから”で終わらせようとするのか、正直、理解に苦しみました」
物心ついたころから、かわいいもの、美しいものに惹かれていたという漠さん。服装はふわふわした丸みのあるシルエットのものを好み、髪も肩ぐらいまでのばしていたという。
同級生の理解に、胸が熱くなった
性別の悩みを抱える生徒にとっては、学校内のトイレも大きな壁になる。
性別関係なく使える「だれでもトイレ」が不足なく設置されている学校は、まだ多くない。漠さんも、高校2年生の頃までは男子トイレを使っていた。
「でも、私は男子トイレを使うことに抵抗があり、できるだけ他の男子に会いたくないので、授業中にこっそり抜け出してトイレに行っていました。そのたびに先生に注意されるのですが、理由を正直に説明するのも恥ずかしくて、『お腹が痛いから』などと言ってごまかしていたんです」
漠さんのそんな様子を見かねたのか、ある日、仲の良い女の子たちが声をかけてくれた。「漠ちゃんも、私たちと同じトイレでいいんじゃない?」と――。
「でも、さすがにそれは申し訳ない気がしたんです。他の女の子たちの中には、『なんで男子が女子トイレに!? 』と驚く人もいるかもしれない。その思いを明かすと、友達は他のクラスの女の子たちにも了解を取ってくれたんです。理解されることなんてないと思っていた悩みを友達が解決してくれたこと、そして普段接点がない子も理解を示してくれたことに胸が熱くなりました」
参照元:https://gendai.ismedia.jp/articles/images/84186?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
みなさんの声
トランスジェンダーなら身体も戸籍も性別を変える方がいいような気もするし、格好だけなら単なる女装趣味?とも思ってしまう。
要は、この人なんだかよく分からない。
そしてその逆の意識もあるんだと思う。
自分の中の男性らしさも女性らしさも否定しないというかね。
正直、自分自身はこうやって言葉を並べて「こういう事なんだろうな」と理解というか理解しようとする事は出来るけど、共感は出来ない。
でも否定もしないし、別に嫌悪感や差別意識みたいなものも全くない。
外見→女
トイレ→女
恋愛対象→自分でも分からない
あたりはよく記事で見たけど、
○○→男
ここを聞いた事がないのよ
これを1つでも教えてくれたら、俄然説得力が増すと思う
どういう部分が男寄りなのか?
これが1つも挙げられないなら、「ほらトランスジェンダーじゃん」という反応は減らないだろうね
あと、今後加齢とともにこの子の言い分が変わった場合、それを槍玉にあげるのはやめてあげて欲しい
考えを改める事を否定するのは良くない
勿論、終始一貫変わらないならそれはそれでいい
って事を知る それでいんじゃないかな?
自分のこともよくわからない事があるのに自分以外の人のことを理解することなんて無理だししなくて良いと思う
理解したい共感したいと思う人がそうできる世の中になれば良いなと発信しているのでしょうから。
簡単な説明が難しいけれど、
最初は女性で、そこから産まれるまでの間に男性ホルモンが多くなると男性になる…という仕組みだよね。
なので、体内で男性ホルモンは生成されたけれど、体が男性になるきるには足りなかったり、(体は女性、心は男性)
逆に体だけ男性に出来上がってしまったけれど、いわゆる心の部分までは男性として育たないまま(体は男性、心は女性)に出生してしまった…
今こういう言葉を使うのは差別になってしまうけど、
いわゆるトランスジェンダーの人というのは、五体満足ではあるけれど、胎児の期間に体と心の成長が伴わなかった、ある意味では奇形となるのかな、生物学的には。
奇形という言葉はあまり使いたくないけれど、分かりやすい他の言葉が見つからず、今回は使ってしまいました。
だからこそ、トランスジェンダーの本人も、苦しいだろうな。
恋愛対象はどちらの性別でも有り得る。
体が男なのも別に苦痛ではない
でも、格好や振る舞いが男性らしくっていうのは抵抗がある
どちらかといえば可愛いキレイなものを好む
こういう人っていると思う。というか、いてもおかしくない。区別できることと出来ないことって世の中にたくさんあるはずだから。心って不確かな物が存在する以上型に当てはめて無理やり区別するのは本来は無理なこと。我慢している人がいるということ。
男性アイドルだって「美しく」なろうとするから眉毛整えるしヒゲとか脱毛するし化粧水塗ったりファンデーションしたりするじゃん。
その「美しく」の意識が強いと更に化粧したりするようになるんじゃないかと思う。
例えば普通の男性が子供をほしくて普通の女性と恋愛して私は性別がないなんて言われたら結婚しますかね。
不妊とはまた少し違うと思うんですよ。
私はトランスジェンダーじゃないので、よくわからない。
LGBTじゃない人がよくわからないものを、自分の視点で、「女性のことばっかりいってるんなら「トランスジェンダー」じゃなくて女性にすれば」というのはよくわからない常識にとらわれてそう。
記事の中でピックアップされた部分が女性っぽいところだけなのかもしれないし。。
今は過渡期なんだから、これはこうなはず、って決めつけが一番よくないような。
DNA的にというか、どうしようもなく男女の差とはできてしまうものでしょう。
なかなか難しいですよね。
実際の性別を決めるXY染色体もくっきりはっきりXYじゃなくて、グラデーションになってるってことがわかったとか最近聞いたので
人間も動物ですし白黒はっきりしてるとは限らないみたいですよ
十人十色です
目新しくないと仕事に繋がらないし、そのへんは事務所の策略かもね。
どこぞの大御所フェミニストも、赤い口紅、胸元の強調された服装を着て、男女平等、ジェンダーフリーを叫んでいるのが、ほんとに自分本位主義だなと思う。
そんな感じじゃねーの?
科学の都合が決める性別はどうかは知らん。
性別は自覚してないけど服の趣味は女ものの方が合う、とか普通にあり得る話でしょ。
こういう自分のわからないことは理解しない人が大勢いるから、ジェンダー問題はなかなか解決しない。
あれこれ言う他人が、貴方の人生の責任を取る訳じゃ無いし。笑
全て自己責任で、好きな生き方でいいさ。
男性が好きなら女性の格好で男性と付き合いたい人←わかる
女性が好きなら女性の格好で女性と付き合いたい人(心は男の子のまま女装が好きな変わった方)←うーん
恋愛には興味ない←性別がないっていうならこれが一番しっくりくる。
この人が素敵と思う格好してるだけなんじゃないの?
理解不能
そういう男性は別に珍しくないし、バーチャルで女キャラを好む男性も一部はそういう志向を持っている。
恋愛対象は男でも女でもどちらでもない
何で女の格好をしているかは謎だが
男ですと言えば違うじゃねーかと叩かれるから自己防衛でどちらでもない態度にしてるんでしょう
戸籍を確認してみたらわかる事。
だったらまるっきし男が犯罪行為のため女装だけして簡単に女子トイレ入れるじゃん。
マジ女子トイレ使わんでほしい。気持ち悪いです。多目的トイレ使えよ。
性別がないと言いながら、男性用トイレには抵抗があるのに、女性用トイレなら大丈夫なのは何故?
その方が中性的で女子に受けがいいよね。
色々あった上での表現の工夫でしょ。
ジェンダー問題については、ヒステリックな主張する声には確かに辟易する。
でも、個人の体験や考えを記した記事に対して、頭から否定する様な姿勢は感心できないな。
ジェンダー問題以外でも、従来の常識や個人的偏見に反する考え方に対して、寛容じゃない場面が多いと思う。
全て矛盾で塗り固められた人間って感じ
見た目が恵まれてない大半の同じ境遇の人が同じことを言ってもまったく注目されていなかった。
趣味の世界が一番(アイドルや二次元系でない)で服装も親が買ってきたのを着て恋人も要らないって感じのマニアが、一番性別にとらわれてない気がしますけどね。
そんなマニアは性別にとらわれない、どうでも良いので生まれた見た目で生きていくって感じですしね。
ただ多種多様が認められてきてるってだけ。
善も悪もない。
ごく少数に世の中が合わせる必要はないし
かと言ってごく少数を排除するのは違う。
井手上さんは周囲とかみ合ってるようですが
自分の都合だけを大声で叫ぶ人は自然と排除されることでしょう。
Xジェンダーの人って、どちらかの性別に簡単に判別出来る服装を避けるように思うのですが…
性別に関わらず、自分は可愛いものが好き、可愛い服装が好き、それで良いんじゃないでしょうか?
心に性別を考える必要がそもそもないのでは?
明らかに身体の性別に違和感があって、性別適合手術をしたいならともかく。
所謂、社会的な「男らしさ」「女らしさ」の固定観念が嫌だというだけのように思う。
みんな「女なのに◯◯」「男なのに◯◯」とか言われると腹立つでしょ?
トイレとか更衣室は、身体的性別で区別すべきです。性別適合手術をしていない人は、勿論今の身体の性別の方。ホルモン注射だけでは駄目。そうしないと大多数の人が困ることになります。自分の主張だけではなく、周りの大勢の人のことを考えることも必要だと思います。
差別と区別のお話も出てきましたが、逆にこう言った方の声が大きくなって区別されていたものがどんどんなくなっていくことに少し抵抗があります。
自分の心と性に悩んでいて服装の選択が増えても、服に関しては女性より男性の方が悩みが多く深そう。
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