【米】レストランで女性がセクシーダンス『トゥワーク』踊り出し、黒人店主が「出て行け」叱責、議論沸騰

品位を欠く振る舞いをした客に対して、レストランのオーナーがかなり激しい言葉で注意する映像がツイッターで拡散し、物議を醸している。

問題のレストランは、米テキサス州ダラスに今年８月にオープンしたばかりのレストラン「トゥルー・キッチン＋カクテルズ」。オーナーのケビン・ケリーさんは黒人で、「黒人の優雅さを称揚する」というコンセプトで、客に豊かな気分でおいしい食事とカクテルを楽しんでほしいと願い、店を経営していた。

そのレストランで11月29日、日曜日の夜にトラブルが起きた。酔った複数の女性客がフロアで「トゥワーク」と呼ばれるダンスを始めたのだ。低くしゃがんだ体勢で、お尻を動かし、音楽に合わせて挑発的に踊るヒップポップダンスだ。

女性たちの振る舞いが、店の雰囲気にふさわしくないと判断したケビンさんは、最初は丁寧にトゥワークをやめるように頼んでいたが、まったく無視してダンスを続けたため、きつい口調でこう注意した。

「私は黒人のみんなに、自分たちが文化的に素晴らしいと思える場所にしたくて、この店をやってるんだ。そういうトゥワークみたいなのは、『プライム』『ピンク』みたいなクラブでやってくれよ。ここではやめてくれ、レストランなんだから」

「それに客の75％は女性客だ。だから私は、男性客に女性に敬意を払って振る舞うようにお願いしている。でも、あなたたちが酔ってトゥワークしているのに、どうやって敬意を払えと言えるんだ？」

「まだやりたいのか？なら私のレストランから出て行け。気に入らないなら出て行けよ。あんたらの金はいらない。私は客に素晴らしいものを提供したいんだ。二度とやらないでくれ。ありがとう」

この様子は「DJグリーン・ビラン」というハンドルネームのツイッター利用者が撮影。動画を「撮影されたレストランの自殺」というタイトルで投稿したところ、急拡散した。日本時間で12月７日現在、５万5000ほどの「いいね」が付き、5200以上のコメントが殺到している。写真中央がケビンさんだ。

「出ていけ」という言うのに、放送禁止用語の４文字言葉を使ったこともあり、「それが客に対する態度か」という批判もあったが、「ケビンさんには自分の店の雰囲気を守る権利がある」と擁護する意見も多数寄せられた。

「女性がトゥワークしたのは、それにふさわしいヒップポップが流れてたからだろ？　音楽を変えろよ。イージーリスニングにトゥワークするヤツはいないからな」という指摘も多かった。

一方、ケビンさんが客に「トゥワークをやめろ」というのは当然の権利だが、ケビンさんがやめろと語った理由は「古い男女差別に基づくもので、こちらは大問題だ」と批判する女性も。

皆さん、どう思われます？

参照元　日刊ゲンダイ