約50年前にアメリカで8歳の少女が何者かに誘拐され、その後遺体で見つかった事件をめぐり、少女の葬儀を執り行った牧師が24日、殺人罪で訴追された。
グレッチェン・ハリントンさんは1975年8月15日朝、ペンシルヴェニア州フィラデルフィア郊外マープル・タウンシップで夏の聖書キャンプに参加中、行方不明になった。
今年初めに匿名の女性から、自分の親友の父親が犯人だと思うとの情報が、捜査当局に寄せられた。
殺人と未成年者誘拐の罪で訴追されたのは、デイヴィッド・ザンドストラ被告(83)。
「すべての親にとって最悪の悪夢だ」と、デラウェア郡のジャック・ストールスタイマー地方検事は24日、記者団に語った。
「彼は面識があり、自分のことを信頼していた、このかわいそうな8歳の少女を殺害した。それから、彼女の埋葬やその後しばらくの間だけでなく、何年にもわたって、まるで家族ぐるみの友人のように振る舞っていた」
この事件への関心は、昨年に書籍「マープルのグレッチェン・ハリントンの悲劇:フィラデルフィア郊外で起きた誘拐、殺人そして無垢(むく)の喪失」(※タイトルは英語の訳)が出版されたことで再び高まっていた。
■少女一家と家族ぐるみの仲
ザンドストラ被告は1975年当時、トリニティ・キリスト教改革派教会の牧師だった。教会の敷地内では毎朝、聖書キャンプが開かれ、同被告は二つ目の教会に子供たちを送り届けていた。
しかし、グレッチェンさんは改革派長老教会に姿を見せなかった。その日の朝、警察に失踪届を提出したのは、ザンドストラ被告だった。
グレッチェンさんの遺体は約2カ月後に近くの雑木林で発見された。
BBCがアメリカで提携しているCBSニュースは情報筋の話として、ザンドストラ被告はハリントン一家と家族ぐるみの友人で、グレッチェンさんの捜索を手伝ったほか、葬儀を執り行ったと伝えた。
グレッチェンさんは失踪当日、徒歩で自宅を出発した。捜査当局は、見送りに出ていた父(故人)から姿が見えなくなった場所で、ザンドストラ被告はグレッチェンさんを自分の車に招き入れたとみている。
このすぐ後に聴き取りに応じた目撃者は、ザンドストラ被告が所有する緑色のランブラーのステーションワゴンに似た車を運転する人物と、グレッチェンさんが話しているのを見たと証言した。
しかし、当時の警察の事情聴取に対し、同被告はあの日、グレッチェンさんのことは見ていないと述べていた。
■誘拐犯は「ミスターZ」
捜査官は今年1月、ザンドストラ被告の娘の親友に話を聞いた。
この女性は、被告の家でよく寝泊まりしていたという。10歳のころ、目が覚めると被告に体を触られていたことがあったと、女性は話したとされる。
また、1975年当時の日記も警察に見せた。そこには、「グレッチェンを誘拐したのは彼かもしれない。ミスターZだと思う」と書かれていたという。
ザンドストラ被告は先週、ジョージア州でペンシルヴェニア州警察に逮捕された。それまでは何度か引っ越しを繰り返し、カリフォルニア州とテキサス州に住んでいた。警察によると、被告は逮捕時に犯行を自白したという。
被告は現在、ジョージア州の拘置所に収容されており、今後ペンシルヴェニア州に移送される予定。
■「地域社会に大きな影響を与えた」
「マープルのグレッチェン・ハリントンの悲劇」の著者ジョアンナ・ファルコーネ・サリヴァンさんは、共著者マイク・マティスさんと出版したこの本が、新たな手がかりを浮かび上がらせるのに役立ったと信じていると、BBCに語った。
サリヴァン氏はこの本のためにザンドストラ被告にインタビューした。被告は「あの朝に起きたことすべてを覚えているわけではなさそうだった。妻の方がもっとよく覚えていた」という。
「私たちはそれは、年齢のせいなのだと考えた」
「この話は地域社会に大きな影響を与えた」と、サリヴァンさんは付け加えた。
「この犯罪はいまだに、フェイスブックの周辺地域グループの中で話題にのぼっているので」
ペンシルヴェニア州警察は、ザンドストラ被告はほっとした様子だったと語った。
「自分がしたことを反省しているのかはわからないが、肩の荷が下りたことは確かだ」と、同州警察のユージーン・トレイさんは述べた。
ハリントン一家は声明で、今回の逮捕で「正義に一歩近づいた」と感じているとした。
「グレッチェンと出会った人はすぐに友人になれました。グレッチェンは誰に対しても親切で、優しく穏やかでした」
「いまでも、皆さんが彼女との思い出を語る時、まず口にするのは、彼女がいかに素晴らしかったか、そしてそれはいまでも変わらないということです。(中略)わずか8歳でしたが、彼女は周囲の人々に生涯にわたる影響を与えたのです」
参照元:https://www.bbc.com/japanese/66308941
約50年越しに解決した未解決事件【みなさんの声】
言えない状況だったんだろうか…
50年経過してると、犯人も高齢になっちゃってるしなーもっと若くして服役して欲しかったよね
罪を免れて普通に生きて来れる悪人もいるというのが現実
キリストが生きてて現状を見たら卒倒するだろう。
もちろん日本の仏教のあり方をブッダが見ても卒倒するだろうし、ムハンマドが今のイスラムの争いを見ても卒倒するだろう。
教会と言う性質が、絶好の隠れ蓑になるんだろう。
これで家族や知人、なによりこの可愛い少女の魂が少しでも安らかになる事をお祈ります。
ましてや今の時代、人類にとっては足枷でしかない。
BBCの様に国内のことをNHKが出来ないのは国営放送だからですよね。
ゴールドケースを復活させてもいい
牧師で信頼させて実際は犯罪者だったわけだし。
その元々の人間がこういう人であれば、例え牧師といえども犯罪者になりうるということだ
牧師がそういうことをしてしまうっていうのは、もう、どうしようもない。
特にキリスト教系の宗教の牧師はロリショタ多すぎ。それ目的で牧師になったんじゃないかと思える。
彼女を搜すのにも参加してた…
日本でも有る話しだよね、
PТAの男が可愛い外国人の女の子を殺して逮捕された案件を思い出した
無念だったろうな。
何でこんな遅くなっちゃったんだろう。
目撃者自体も、死ぬ前に告白しなきゃ的なんだろうけど、もうちょっと早くして欲しかった。
このオッサンは、これじゃ罪を償ったとは言えない。
信徒は遠慮して言えないんですよね。
数年前も、女子トイレにカメラを隠し設置していた香川県の牧師が逮捕されましたよね。
教会のような狭い世界にいる人間関係は闇が潜んでいます。
こんな三文小説犯罪、3秒で牧師が怪しいってなるに決まってんじゃん。
そもそも宗教関係者はどんだけ弱者を食い物にしてんだろうな。笑えないぜ。
宗教、地域で閉じられた密室社会では起こりそうな悲劇です。
特に少年少女に対する性犯罪、性的虐待が。
もう人間ではないんだろうな。
まさか、ジャ◯ーさんは◯人まではしてないよな?
被害者が子供な分、更に悪質。
この勢いでジョンベネちゃん殺害事件も解決されるといいのだが。。アメリカはこの手の犯罪が多いような気がする。
ジャニーズと同じく国連による調査が必要では?(ジャニーズよりも罪が重いぞ)
確か善福寺川で発見されたのでは?
超グレーの外国人神父が本国に帰国したことで未解決事件となりましたが。
日本でもちらっと島で話題になったけど、保護や補助金のために子供を集めて養子縁組したりとか。お金のためだからまともに育てないし、いうことを聞かないと売ったりもするらしい。
アメリカでは年間36万人の子供が行方不明になっているらしい。日本に換算するとおよそ12万人。だからあんなに厳しすぎるくらいに子供に対する親の義務違反を罰するみたいです。
でも、本当に時効は不必要ですね。逃げ得になってしまう。
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