【忌まわしき獣害事件から50年】1970年『福岡大学ワンゲル部ヒグマ事件』を振り返る【熊対策】

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クマによる人身被害は、毎年春から秋にかけて各地で発生している。しかし、元来クマは人間を恐れる動物であり、積極的に襲ってくることはないとされる。
ある程度、距離が離れていれば、まずクマが先に人間の存在に気づき、たいていは自らその場から逃げていくという。

例外は、見通しの悪い場所などでお互いが相手の存在に気づかず、至近距離で人間とクマがばったり遭遇してしまったときだ。
そうなったときにクマはパニックに陥り、我が身や我が子を守るため、逃げ出さず死に物狂いで人間に立ち向かってくる。
クマによる人身被害のほとんどは、そのような状況で起きている。

ただ、ごく稀に、同一個体のクマが捕食目的で立て続けに人間を襲うことがある。今からちょうど50年前の夏、北海道の日高山脈でその事件は発生した。

大学生5人襲われ3人死亡『福岡大ワンダーフォーゲル部ヒグマ襲撃事件』

1970(昭和45)年、福岡大学ワンダーフォーゲル同好会の夏季合宿は北海道日高山脈で行なわれることになった。
メンバーは、リーダーの太田陽介(仮名・3年)以下、サブリーダーの辻博之(仮名・3年)、平野哲哉(仮名・2年)、坂口剛(仮名・1年)、杉村仁志(仮名・1年)の5人で、日高山脈北端の芽室岳から山脈中部のペテガリ岳までを、13日間かけて縦走する予定だった。

5人は7月14日に上川郡清水町の芽室岳登山口から入山し、芽室岳を経てルベシベ山、ピパイロ岳、戸蔦別岳、幌尻岳と主脈を南に向かってたどっていった。
25日にはエサオマントッタベツ岳の山頂を踏み、春別岳南側の九ノ沢カールにテントを張った。
5人が初めてヒグマの姿を目撃したのは、この日の午後4時半ごろのことである。

ヒグマとの遭遇

クマは全長2メートルほどで、黄金色や白色が目立つ茶色の毛並みをしていた。
最初のうちはテントから6~7メートル離れたところでテントの様子をうかがっていたが、やがてだんだん接近してきて、テントの外に置いていたキスリング(注:リュックサックの一種)を破いて中の食料を漁り出した。

危機感を覚えた5人は隙を見てキスリングをすべてテントの中に入れたのち、クマを近付けないために火を起こし、ラジオの音量を上げて食器を打ち鳴らした。クマはいったん退散したものの、午後9時ごろになって再び現れ、爪でテントに拳大の穴を開けたのち、またどこかに去っていった。
その夜はクマの襲来に備え、2人ずつ交代で見張りをした。



ヒグマはついに5人がいるテントへ…

翌26日の朝4時半ごろ、再度姿を現したクマは、より大胆な行動に出た。テントのすぐそばまで近寄ってきて、入口を爪で引っ掻きはじめたのだ。
5人はテントが倒されないように中でしっかりポールを支えていたが、とうとう破られてしまった。
いっせいに外に飛び出して逃げた5人が、50メートルほど離れた場所から振り返ってみると、クマは倒れたテントの近くに居座ってキスリングの中の食料を漁っていた。

再三にわたる襲撃に、リーダーの太田は自分たちだけでは対処しかねると判断し、ハンターの出動を要請してくるよう辻と杉村に言付けて山を下らせた。

メンバーそれぞれが北海道学園大学と鳥取大学の登山部員と出会う

九ノ沢を下っていった2人は、途中で北海道学園大学の登山部員たちと出会った。
彼らもまたクマに襲われたため、ザックを放棄して下山する最中だった。辻と杉村の2人は、登山部員らにハンターの出動を要請する伝言を依頼し、再び引き返して、午後1時ごろ太田ら3人と合流した。

この間、稜線に残っていた3人は交代で仮眠をとりながらクマの監視を続け、クマの姿が見えなくなった隙に全員のキスリングを奪い返していた。
そこに鳥取大学登山部のメンバーが通りかかった際、太田は「クマがうろついているから危ない」と注意を促している。



再び合流した福岡大学生5人の前にまたヒグマ…

合流した福岡大学のメンバー5人は、1時間ほど稜線をたどったところでその日の行動を打ち切り、テントの設営に取り掛かった。
しかし、夕刻の午後5時10分ごろ、またしてもクマが姿を現した。
靴を履く暇もなく慌ててテントから逃げ出した5人は、しばらく様子をうかがっていたが、クマはテントに居座っていて動く気配はない。
そこで先ほど出会った鳥取大学登山部が幕営している八ノ沢カールまで下りていって、助けを求めることにした。

逃走!追ってくるヒグマ

だが、稜線から50~70メートルほど下ったときに、あとを追ってくるクマの姿が目に入った。
クマは最後尾を歩く辻の後方10メートルにまで迫っていた。いっせいに駆け出した5人はハイマツ林のなかで散り散りになってしまったが、間もなく太田と辻と坂口の3人は合流でき、岩場の影に隠れて一夜を明かすことにした。

平野は鳥取大学登山部の幕営地を目指して下りていったが、途中でクマに追いかけられたため必死で逃げ回り、張ってあったテントを見つけてその中に入り込んだ。
しかしテントの中には誰もおらず、腹を決めてそこで救助を待つと決めた。

杉村はクマに追いかけられているのを目撃されていたが、その後の消息は途絶えていた。

夜が明けた27日の朝はガスが濃く、視界は5メートルほどしかなかった。岩場に避難していた太田ら3人は、8時から行動を再開して下りはじめたが、15分ほど移動したところで突如クマが現れて行く手を遮った。

とっさに辻が「死んだ真似をしろ」と声を上げ、3人はいったん地面に身を伏せたものの、クマが唸り声を発すると同時に太田が立ち上がり、カールに向かって駆け下りていった。
クマはすぐにそのあとを追っていき、濃いガスのなか、太田とクマの姿はたちまち見えなくなった。残った辻と坂口は懸命に山を下り続け、なんとか無事に山麓までたどり着いた。



消息不明となっていた3人の遺体を発見『平野の手記』

その後の捜索・救助活動によって、消息不明となっていた太田、杉村、平野の3人は八ノ沢カールで遺体となって発見された。
遺体はいずれもクマの襲撃を受けて爪痕が残っており、損傷が激しかった。

平野の遺体の近くで見つかった手帳には、クマに襲われる寸前まで、一人テントの中で怯えながら救助を待つ、彼の生々しい心境が綴られていた。その一部を以下に抜粋する。

「(27日午前)4時頃目がさめる。外のことが、気になるが、恐ろしいので、8時まで、テントの中にいることにする。(中略)もう5時20分である。またクマが出そうな予感がするのでまた、シュラフ(注:寝袋)にもぐり込む。ああ、早く博多に帰りたい」
「7時 沢を下ることにする。にぎりめしをつくって、テントの中にあった、シャツやクツ下をかりる。テントを出て見ると、5m上に、やはりクマがいた。とても出られないので、このままテントの中にいる」
「3時頃まで…(判読不能)…他のメンバーは、もう下山したのか。鳥取大WV(ワンダーフォーゲル部)は連絡してくれたのか。いつ助けに来るのか。すべて、不安で恐ろしい」

3人を襲ったと思われるヒグマは、29日の夕刻、現場付近に姿を現したところをハンターによって射殺されたが、20発以上の弾丸を受けても倒れなかったと記録されている。
クマは4歳の雌と推定され、体重は約130キロだった。

【クマとの遭遇を回避するための野外活動時の注意点】
・地元の自治体などで事前にクマの出没情報を入手する
・クマ鈴や笛などで音を出しながら行動する
・新しい糞、足跡、樹皮に付けられた爪痕などを見つけたら直ちに引き返す
・沢の近く、視界不良時、降雨時などはとくにクマの気配に要注意
・食料は匂いが漏れないフードコンテナに保管する
・ゴミや残飯などはすべて持ち帰る
・先にクマを見つけたら、静かにゆっくりと後ずさりしてその場を離れる

参照元 現代ビジネス

みなさんの声

名無しさん
クマに奪われたものを取り返さない
福岡大のケースはクマに奪われたキスリングを取り返したことが最大の要因と言われています
名無しさん
三毛別の事件も、食べ残した女性の遺体の一部が雪の中に埋められてていたのを村の人が持ち帰り、葬儀を行っていた時
取返しに来た熊に襲われたのが始まりみたいですね。
それから人間の味を覚えた熊によって子ども、妊婦などが犠牲になった恐ろしい事件でした。
熊は一度、手に入れた食物に対しては執着心が深く嗅覚が優れているので、どこまでも追いかけて奪い返すそうです。
名無しさん
熊のテリトリーに入り、下山せずに取られたものを取り返す。
もう1組のパーティーはヒグマが出た時点で速攻下山しています。
せっかく来たのだから。
その考えで、遭難や事故がどれほど多いことか…
雪山や悪天候も怖いが、ヒグマに会って下山しない選択をする人間の方がよっぽど怖い。


名無しさん
熊の生態をわかっていたであろう北海道の大学生は取り返さずに下山してたからね。福岡の学生達は熊が珍しくて近付いて見てたって聞いたよ。
名無しさん
このグループは九州出身。
九州には熊はいないので、クマの恐ろしさを理解していなかったそうです。
そして、その当時は大学のワンダーフォーゲル部(同好会)としての歴史が浅かったために上級者の引率や、技術や知識の伝承も受けられなかった……。
若い子達だけでの登山には、山岳ガイドや上級者の引率を義務付けた方が良いように思うな。
名無しさん
ちなみにそもそも荷物が狙われた原因として、直前に別のパーティーが熊を見つけて荷物をおとりに放り出して逃げ、そこで熊がリュック=食べ物が入っていると認識してしまったからだと言われています。
安易にリュックを投げ出すと、今は逃げれても別の人が襲われる可能性が高くなります。
名無しさん
もう一件の沼田の獣害も死んで土葬された馬を食料とした羆が近くを通りかかった村人を“エサを奪いに来た敵”と認識したのが発端で、熊が出没する地域では禁忌とされる行為である。
名無しさん
「クマがいるけど居残る。ハンター呼んでくれば解決」
この時点で正常な判断力を失ってたとしか思えない


名無しさん
本物の恐怖ってこういう状況を言うんだろうね。命の崖っぷちに立った時にしか解らないだろうね。
名無しさん
渡り鳥達もリーダーがコースとかを決める、決断を誤れば全滅する
名無しさん
三毛別の記述は読んで恐怖した記憶がある
熊は本当に予測がつかず危ないらしい
自分は、知人に登山に誘われても絶対にいかない
名無しさん
多分遺体の損傷が激しいのは、遊びとかでなく、
食べ物を持ってると思って探った結果だと思う。
名無しさん
ちなみにこの事件に関しては熊から人の肉は発見できず、完全なる遊びだったそうな


名無しさん
ヒグマって日本の最強だからね。
とにかく近寄らないことだな。
名無しさん
ウイリー・ウイリアムズを思い出す。
名無しさん
クマの速さは時速50キロ、逃げ切れない
名無しさん
かなり遺体はぐちゃぐちゃになっているにも関わらず、一口も食してないことか遊びで襲ったことが示唆されていますね
名無しさん
熊も生き物である以上、色々な個別の性癖がある。
福岡大のケースは雌で人間でいうところの粘着系でストーカー系であったのではとの考え方もあるそうな。


名無しさん
このグループはヒグマを舐め過ぎている
カッコだけの連中は山に入る資格は無い
かわの
衝撃を受けた。
と共に、自分の認識の甘さを痛感した。
自分も北海道の山脈を縦走したことがあるが知らなかった。
人間社会の喧騒から離れて清涼な山の空気を味わうということは、熊の生活圏に入るということ。
注意したい。
名無しさん
札幌市のヒグマ情報ページに、市内や郊外で目撃された位置やその日付をGoogleマップにプロットできるサイトがあります。
これを見てしまったら、山に登りたいと思えなくなっちゃいますけど、身近に生息していると確認できます。
名無しさん
随分前、家内と2人黒岳からお鉢を回って愛山渓温泉に下りる計画を立てました。
北鎮岳から沼平に向かう途中いつもなら登山客で絶えない山道がその日は見渡す限り2人きり。
沼平は普通にヒグマさんいらっしゃるので流石に怖くなり手前で旭岳にコースを変更。
行列の登山者を見てなんだかな〜っていつも思ってたけど、その日ばかりは何で誰も居ないの?って思った。
名無しさん
熊が人の居る所に来るのではなく、人が熊の居る所へ踏み入っているんですよね。


名無しさん
『プロジェクト・グリズリー』に出てくる防護スーツTheUrsusMarkVIがあればクマなんて怖くない!
名無しさん
これより先、「これはクマった…」禁止
名無しさん
某大学のワンダーフォーゲル部に所属していた自分は、北海道合宿に行くに当たってヒグマ関連の資料を読んだ。その際にこの福岡大ワンダーフォーゲル部事件も目を通したが、正直北海道合宿に行くのが怖くなった程だ。
福岡大パーティーの悲劇は、当時は未だヒグマの生態がよく知られていなかった事に起因する。ヒグマが彼らのキスリングを奪いそれを取り返したとあるが、ヒグマは独占欲が強い動物で自分の物を取った者に激しい敵意を抱くという性質が当時は知られていなかった。更にそのヒグマの異常な性格も彼らには不運だった。数日に渡り福岡大パーティーにつきまとうなんて、普通のヒグマならあり得ない行動だそうだ。更に、カムイエクウチカウシ岳という入山が非常に難しい山だった事も不運だった。現在も明確な山道が無い急峻な山なのだ。
改めて福岡大ワンゲル部の犠牲者のご冥福を祈りたい。北海道登山の際にはヒグマについて事前勉強をして頂きたい。
ika
お前ら、知っているか…
虎やライオンは獲物の息の根を止めた後に食べ始めるんだが、熊の場合は獲物が生きているうちに食べ始める習性が有る事を…
確かロシアで若い娘が熊に襲われ、食べられている最中に母親に電話した事例が有ったな。(意識は最後まではっきりしていたらしい。)


名無しさん
この事件に関しては詳細な報告書が大学から出されています。
部員それぞれの登山日記をベースにした実に生々しい物ですが興味のある方、北海道への登山旅行を計画している方は一読をお勧めします。
名無しさん
クマは顔を狙ってくるそうだね。空手家の人は目潰しで撃退できたが、ヒグマじゃ無理だろうな。
名無しさん
怖いと言いながら行くんだから人間って愚か。
私は日高山脈付近在住で山菜とりに釣りやらなんやらで森には入るけど人間の領域までしか行かない。人間の領域ですら農村や山に近いところは普通に出るから熊鈴など対策が必要なのにそれより奥なんて自殺行為。
それにこの時代はまだ知られていなかったと言うけど北海道開拓前から先住民のアイヌたちには常識だったのだから知ろうとしなかっただけ。
名無しさん
いや、もう山やそれっぽい場所には行きません。
怖すぎる・・・
名無しさん
ヒグマは火を恐れないからねぇ。


名無しさん
怖いね!
名無しさん
あと火を焚いた事だ。
「獣は火を怖れる」という常識は通用しない。
さいとう・たかをが「サバイバル」の中で書いていた。
名無しさん
この話はもっと詳しく書かないとね。美味しい食料を持っていると認識して狙われてこれだけ襲撃を受けてるのに下山しなかったというのが悲劇の原因だと。
名無しさん
実際は、害の無い熊を捕獲した場合でも逃す前に与えておく餌に、人が加工、手を加えた物は与えない。サツマイモなら生のまま。
それでも何度も人里に来てしまう熊は、処分するしか方法がない。可哀想と言うなら、人が襲われるのを待つしかない。
軽症と言っても、包丁でザックリ切った程度のレベルではないので、山に入る方は気をつけくださいね。
名無しさん
クマが出たら下山するのは基本中の基本
むしろ登山道での目撃報告があった山はしばらく登らないようにしてる


名無しさん
他所の登山部にクマがいるよって言いながら下山しないんだから注意を促した訳でもないんだろうな
危機感ゼロなんだから
名無しさん
彼らが下山しなかった理由を教えます。
50年前は、九州から北海道までの航空運賃が高額でした。特に大学生にとっては。
だから、どうしても登って帰りたかった。
諦める事も大事。
名無しさん
分かれてハンター要請したり
それを他者に頼んでまた戻ったり
熊がいるのに続ける気満々で
そりゃ襲われて当然だよな…って。
北海道大学の人達も驚いただろうね
福岡大「熊に遭遇した!」
北大「俺らも!だから早く下山しなきゃね!よし、行こ…」
福岡大「って事で下山するならついでにハンター呼んどいて♪じゃ、俺らは戻るわ~」
北大「え!?ちょ!熊いるんだよ!?どこ行くの!?おーい!」って。
名無しさん
自分等の食料を狙われてるって認識はなかったのでは?
名無しさん
今は皆さん常識だけど当時は火焚いたり、音出せば熊は逃げるみたいな常識しか無かったからこういう悲劇が生まれたって思います。だから今の人達に熊は一回学習するとずっと奪いに来るよって話をしっかりと伝えておかないといけないよねって話です。
当時は様々な道具とかそういうのも高かっただろうし、中々、捨てて逃げられなかったのかなとか同情もします。


名無しさん
この福大ワンゲル部の人たちには気の毒だけどこの人たちはクマにあわなくても何らかのトラブルにあっていたと思いますよ。
名無しさん
あと羆は火なんか怖くないって事も大事。
名無しさん
今は、ヒグマに対する対処法が広く伝わっているが、昔の学生は、知らなかったと思う!
ヒグマに食われたキスリングの中の食料。
ヒグマは、1度食べた物は、自分の食料となる。
それをテント内に入れ威嚇すればヒグマは、取られたと思うだろう!
ヒグマは、自分の食べ物に非常に固執する、取った人間も決して許さない。
まず食料を取られない事。
欧米のキャンプ地では、木の上から吊るし、熊から食料を奪われないようにした。
奪われた食料を奪い返さないのも大切。
ヒグマは、襲った獲物、鹿などをゆっくりと食べる為に土や雪に埋める事がある。
ヒグマの土饅頭や雪饅頭と呼ばれる。
埋められた鹿を掘り起こして食べれば、もちろん怒りを買い襲われる。
ヒグマの食べ物は、決して奪ってはならない。
福大ワンゲル部が間違ったのは、そこ。
名無しさん
当時はその習性がわからなかった。
この犠牲により習性がわかり周知されることになったと思う。
間違いでなく悲劇としか言えない。
ddet
確かに、北海道学園大学はザックを放棄してますからね。
荷物に執着したのが間違いでしょうが、そもそも何故取り返したのか。
財布とかもあったのかもしれませんが、このまま登山続けるつもりだったからでしょ。さっさと全員で下山すればいいのに、ハンターに駆除要請するよう2人だけ下山、でもその2人も同じようにクマに襲われ全員で下山しようとしてる人がいたからちょうどいいと駆除要請を託してクマのもとに帰ったというお粗末ぶり。
食べ物云々とかより、ただ登山したいだけで何も勉強せず山にはいったのがそもそもの間違い。


名無しさん
いや、北海道開拓前からアイヌには常識だった。
どこでもスマホで検索と今ほど情報収集は簡単ではなかったにしろ50年前なら資料や著書などは容易に手に入り調べればわかることです。
こうしてスマホでどこでも検索出来てどこにいても情報で溢れてる時代でも知らずに皆山に入ってる。
知ろうとしなかっただけ。
知ろうとしなければわからない。
それは今も昔も変わらない。
名無しさん
キスリングに財布とか入れてたこともあって、取り返したって話だね。
名無しさん
食われなかったって、どうかねぇ。下腹部や尻周り、顔の肉は削られてたわけだし。消化が早く、何度も襲ってくるとも書いてあるね。
名無しさん
もうひとつ。最初にテントを襲撃された時に無事に脱出しておきながら、全員で下山しなかった事。
いくら羆の生態が知られていなかったとしても、ここまで強烈な襲来を食らえば「襲われたら命はない」くらい容易に分かる。
厳しい言い方をすれば危険を認識し、確実に助かるチャンスがあったのに自ら捨てた事も、致命的な過ちです。
最後の最後になって脱出を試みたところで、羆の怒りはMAX!!なので無意味。助かった2人は生贄によって生還できただけに過ぎません。


名無しさん
木の上から吊るすのは奪われない以前に、食料の匂いを地上まで降ろさないのが目的。だからかなり高くに吊るす必要がある。
名無しさん
彼らを襲ったクマはその後射殺されましたが、胃の中には人を食べた形跡がなかったそうですね。
つまり人を食べるために襲ったわけではなく、食料を奪われた怒りにより殺されたわけです。
名無しさん
「翌26日の朝4時半ごろ、再度姿を現したクマは、より大胆な行動に出た。テントのすぐそばまで近寄ってきて、入口を爪で引っ掻きはじめたのだ。5人はテントが倒されないように中でしっかりポールを支えていたが、とうとう破られてしまった。いっせいに外に飛び出して逃げた5人が、50メートルほど離れた場所から振り返ってみると、クマは倒れたテントの近くに居座ってキスリングの中の食料を漁っていた」
当時はまだ羆の生態がよく知られていなかったとしても、ここまでの被害になれば「襲われたら命はない」くらい容易に分かる。
この時点で全員で下山していれば、確実に助かった。今更言っても無意味だが、自分たちで助かるはずの命を捨てた様なものでもある。
acd
学生時代ワンダーフォーゲル部だったけれど今思えば危機管理などは全然できてなかった。
無傷だったけど、それは危険と隣り合わせだったんだなぁと思う。
名無しさん
稚内のコーン畑で捕まったヒグマは300kgs。銃弾20発受けても倒れなかった熊が130kgか。
よく熊に例えられるロシアでは、死んだフリはダメだという逸話の為にこういう話しがある。
熊を発見した人が死んだフリをしたら熊が心配して、その人抱き抱え、大丈夫かと顔をビンタした。熊の力でビンタしたので骨折して死んだフリをした人は死亡。日本語の「余計なお世話」は、ロシア語では「メドベーヂナヤ・ポーマシ」直訳すると「クマさんのお助け」


名無しさん
カムチャッカ半島で小屋に寝るよう勧められたのに、テント泊を選んで食い殺された写真家の故星野道夫さん。星野さんは「この時期はサケが川を上って食べ物が豊富だから、ヒグマは襲ってこない」という考えだった。ヒグマの恐ろしさを十分知っていたはずなのに、油断や慢心は禁物ですね。
名無しさん
数日前、NHKBSで三毛別ヒグマ事件の番組をやってましたね。
万一クマに遭遇したら、目を見て、クマに「申し訳ない。すぐに退散するから、見逃してください」などと話しかけながら、ゆっくり後ずさりするのが良いそうです。背中を向けて逃げたら、時速何キロ(ウサイン・ボルトでも無理なスピード)で追っかけてくる。話しかけるのは、自分が冷静になるためと、もしかしたらクマに害意はないことが伝わるかもしれないということでした。
名無しさん
星野さんの事故は人災です。
星野さんの名誉の為に言わせてもらうと普段から自然と野生動物に敬意を持っておられて物凄く用心深い方だったそうです。
原因はあの場所の星野さんの知らない所で事前のスタッフから餌付けされた熊に襲われたことです。
TVでいい絵が撮れるような勝手な配慮だったと聞いていますが酷いことです。検索すると詳細が分かります。
餌付けを知っていたら間違いなくテントなんて張らないでしょう。
現に別の海外カメラマンは知っていたので難を逃れました。
名無しさん
食べられるかの甘噛みで致命傷って言いますもんね。でもそのことわざ初めて知りました。なるほどなぁ…


名無しさん
星野道夫さんも、かじられてしまいました。
名無しさん
熊が人を恐れるという事自体が人間の『そうであって欲しい』という願いの気がする。
見たことのない生き物に初めて対峙し、警戒して様子を伺い徐々に距離を詰めて、人が襲ってこない事を確信して近づいてみたら食料を持っている。
自分より弱い個体を餌として認識するのは動物の本能。
襲われた方は気の毒だけど、熊が爪も牙もある猛獣であると分かっているのだから、どう距離をとるのかは大事な事だし、山で熊を見かけてわざわざ車を止めて餌やりするような行動は悲劇の元だと思う。
名無しさん
道民です。
人気登山道に熊が出没して危険なので、安全に登山が楽しめるよう駆除して下さいという要望が寄せられてると道内ニュースでやってたが、北海道は無理だよ。
あと街に熊が出て駆除されると、「くまちゃんが可哀想」と市役所に苦情の電話がすごいと聞いたが、文句言うならくまちゃん、お前が引取れよと思う。
名無しさん
くまちゃん=プーさんやリラックマみたいなファンシーなイメージ、だと勘違いしてる人が多いんでしょうね。
食害の被害に遭われた方々の詳細な情報まで公開する必要はないと思いますが、やはり人を食べる熊の怖ろしさは、もっと広く周知されるべきです。
名無しさん
山から下りてきたくまちゃんは危険なのに。
熊の恐ろしさを舐めてる人が多いことが怖い。


名無しさん
熊はトラやライオンと同じように獰猛で恐ろしい猛獣。
クマのプーさんやテディベアとは全くの別もん。
くまさんwとか頭の中お花畑で居るのはTVの前だけにしとけw
名無しさん
道民です。
登山のための駆除は疑問に思います。
ですが、私の住んでる所では中学校や小学校のグラウンドに現れたりします。
自分の子が通ってる身としては、こうゆう場合は駆除して欲しいです。
想像つかないかもしれないですが、よく出るとはいえ、めちゃ怖いです。
熊除けの鈴もあまり意味ないです。
共存というより、人間の方がびびりまくってます。
街中に鹿や狐がよくいるんですが狐は病気がありし、鹿の角は危ないし
うちの住んでる街は、人間の立場弱そう…
名無しさん
日高山脈付近出身の道民です。
付近は未だに住宅地わ農村でも現れるので山の中なんてどこにいてもおかしくない。
私もなぜ人間が遊びで山に入り熊が駆除されなければならないのか疑問。
襲われたくなければ熊の領域に踏みいるべきではない。
どうしても入るならせめて熊の事をよく知り対策を万全にして行かないと。
この事件の50年前やそれ以前の事件が昔とは言え、北海道の先住民アイヌはもっと昔から熊を理解し対策していたのだから生態が謎の生き物ではなかったはず。
ただ知ろうとしなかっただけ。
人間が傲慢で身勝手なだけ。
北海道大学のようにすぐ下山するべきなのにこの人たちは登山を続ける為にハンターを呼ぼうと数人を行かせた上にその数人もハンターの要請を他者に頼み戻っている。
記事を見ても同じような登山者が他にも多数いる。放置された謎のテントや靴の主はどうなったんだうかね。
名無しさん
本州の人間はまずヒグマを見たことないからね。ツキノワグマとは大きさが全然違うというのをまず頭に入れてもらいたい。
それとヒグマは基本的には大人しい生き物です。ただし例外があります。
①突発的にヒグマと出くわした場合
②過去に一度でも人間を襲ったことがあるヒグマ
③人間のご飯を過去に食べたことあるヒグマ
これらは狂暴化する可能性が非常に高いのです。
人間は熊からしても大きいので普通の熊は近づかないようにしてます。しかし人間を襲ったことある熊は人間は大きいだけで弱いのを知っている為好んで襲います。人間の肉は柔らかいので。 人間のご飯も同様です。
観光客がポイ捨てしたお菓子やゴミを食べると人間から奪おうとします。
眠らせてどっかやればいいという人もいるが、ヒグマは非常に執着心が高い。麻酔銃とはいえとても痛いので人間を敵とみなしまた必ず襲います。


名無しさん
プーさんやリラックマ、ぬいぐるみのくまさんが可愛すぎて実物とのギャップが凄すぎるもんね。
残酷かもしれないけど実物の恐ろしさをもっと周知させないと。
名無しさん
道民です。
無駄な駆除、殺生はだめですが、最近は、山の餌がすくなくなった影響か、頻繁に、人里におりてきて、農作物などの被害が頻繁におきていて、死活問題なのです。
無駄な殺生はだめですが、安全のための駆除等は致し方ありません。
こういう記事を最近見るようになり、少なからず、山に返すことはできなかったのか?という苦情は少なくなってきたように思います。
名無しさん
難しい問題だけど、登山のために駆除ってのはどうなんだろうか。
過去に北海道では狼も家畜を襲うと駆除された。
人間のエゴで生態系が狂いかねない。
どうにか共存していくしかないと思うよ。
名無しさん
クマに遭遇するかもしれないような場所では、そういうリスクを理解して遊ぶこと。
人間の都合だけで安易に駆除とかはしちゃダメ。
街中に出没してしまったクマに関しては危険なので駆除する必要はある。
この世の中は人間だけのものじゃない。
豆腐の角
しろくまカフェのシロクマさんとグリズリーさんは大好きだけど、動物園で実物を見ると怖い。パンダくんにすら勝てる気がしない。


名無しさん
熊に遭遇して何回も襲われてるのに居残ってるのが理解出来ない。
他の登山者はヒグマって聞いただけで荷物をほっぽり出して逃げてるのに、襲われても襲われても逃げずに何故残るのか。
名無しさん
熊って、日本で1番の大型動物でしたっけ?
名無しさん
エゾオオカミが絶滅してしまった今、ヒグマが最大の猛獣。
名無しさん
クマちゃんの身長3メートル、体重600キロ
名無しさん
登山は函館山にしましょう。


名無しさん
ニホンオオカミが駆除されて、草食動物が増えた結果、山は貴重な植物も食い荒らされ、逆に毒性のある植物(トリカブトなど)が増えたり、踏み固められてハゲ山化している箇所が多々あります。
クマさんが可哀想…などと言いながら、何かあれば、駆除してくれ!
本当に身勝手な言い分が、自然を破壊していると思う。
名無しさん
きちんと人も対策はしてるはずだけど野生だしね
どうしようもない時もある
まあ自己責任で趣味を堪能してるという部分もあるから駆除をしろというのもおかしな話
名無しさん
くまちゃん可哀想
とか言う人間に限って、自分の生活圏に熊が出てきたら早く駆除しろって言いそう。完全に偏見だけどね。
名無しさん
狩猟期間を設けて、その期間はどんどん狩ればいい(^_^)
熊に「人間は怖い」と学習させないから悲劇が起こる。熊が可哀想などとアホなことを言う輩に限って自分は安全な都市部で快適な生活送ってる(笑)


管理人の率直な感想

何度見ても物凄く怖い。

今こうやってこの事件を見ると、やってはいけない行動の繰り返しだと実感するのですが、実際にヒグマが現れてテントを引き裂かれたり、近くでうなり声をあげられたら咄嗟に逃げ出すかもしれない。

この事件で多くのことを学ぶことが出来ます。
凄惨な事件ですが、後世に語り継がなければいけない悲しい物語。

クマ鈴や笛を使って音を鳴らすのは常識となっていますが、クマがそれに慣れていると意味がないという話も聞きます。
この事件でも、威嚇してクマが去ったのは最初だけ。あっさりと再び現れています。

クマは人間に慣れても、人間は熊に慣れない。

手記は何度読んでもリアルで恐ろしい。
もし、ご存命だったら70歳くらい。この事件さえなければ子供や孫に恵まれ幸せに暮らしていたはず。

福岡にクマはいない。
福岡大ワンゲル部3人の最期は、想像を絶する恐怖の連続だったことでしょう。

UDAP 熊撃退スプレー ホルスター付 (アメリカ森林警備隊採用品)正規輸入品

価格:12,140円
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