世の中には「実話に基づく」ホラー映画が数多くあるけれど、実際どれくらい事実に忠実なのか興味のあるところ。
実在の人物や実際の経験に基づいたホラー映画を、コスモポリタン アメリカ版からご紹介します。
『ポルターガイスト』(1982年)
ある一家の自宅が霊たちによって襲われ、娘の一人が連れ去られる話。
1985年にニューヨークのシーフォードにあるハーマン一家に起こった説明不能な出来事が基になっていて、大きな「ボン!」という音がしたり、物が動いたりしたのだとか。
『悪魔の棲む家』(1979年)
ニューヨーク州アミティヴィルに家を買った若いカップルが、家に取り憑いた悪魔による超常現象に襲われる話で、実在するラッツ一家の経験を映画化したもの。
ラッツ夫妻が1975年にアミティヴィルの家を買ったところ、約1年前に住んでいた家族の息子による一家惨殺事件があったそうで、奇妙な匂いや音、ゼリー状のしずくなどの恐ろしい現象によってわずか28日で引っ越すことになったのだとか。
『死霊館』(2013年)
パトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガ扮するゴーストハンターたちが18世紀に建てられた屋敷に現れる幽霊と戦う話。
実際にゴーストハンターをしたという女性が映画に協力し、多くの超常現象は実際に起こったと発言。
屋敷に住んでいた家族の娘が<USA Today>に語ったところによると、「霊が誰だか知りませんが、その霊は自分がこの家の主であり、母にその座を奪われることに憤慨していました」とのこと。
『アナベル 死霊館の人形』(2014年)
『死霊館』のスピンオフ作品で、不気味なアンティークドールによる恐怖物語。
『死霊館』のゴーストハンターが語るには、実在のラガディ・アン人形が勝手に動いたり、「たすけて」と不気味なメモを書いたりしたそう。
人形を所有していた女性によると、屋敷で亡くなったアナベルという7歳の女の子が所有していた人形だったのだとか。
『エミリー・ローズ』(2005年)
19歳の少女が悪魔祓いによって亡くなった事件を、これに関わった神父の裁判を通して描いた映画。
1976年のドイツで、当時23歳だったアンネリーゼ・ミシェルが67回の悪魔祓いの後に栄養失調で亡くなったという実話に基づいています。
『エクソシスト』(1973年)
二人の神父が少女に取り憑いた悪魔を取り除くために戦う、大ヒット映画。
1949年に『ワシントン・ポスト』に掲載された「神父がレーニア山の少年を悪魔の手から救う」と題された記事に基づいているそう。
ウィリアム・フリードキン監督が<Time Out London>に語ったところによると、「そのうち原因はわかったのかもしれませんが、当時は悪魔祓いによってしか少年を救うことができなかったんでしょう。
彼の両親はカトリックでさえなく、ルター派でした。医者に始まって、精神科医、心理学者、そして牧師の所まで行ったけれど、治らない。
結局、カトリック教会まで行ったわけです。
『ワシントン・ポスト』には少年が悪魔に取り憑かれてお祓いをされたとある。
これを全国紙の一面に載せたのは、かなり英断だったはず…こんなにきちんとした新聞のトップニュースにはなったのを見るに、悪魔祓いの効果がまったくないとは言えないでしょう」。
『エクリプス』(2017年)
スペインで作られた本作は、15歳の少女が文字盤を使って降霊術を試みたところ、誤って悪魔を呼び出し、恐怖に陥れられる話。
<Newsweek>によると、実際にマドリッド近郊の学校で降霊術を使った少女が「数カ月にわたり、発作や、何かの影や存在の幻覚を経験した」末に亡くなったという、警察の捜査報告書に基づいているのだとか。
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191223-00010000-cosmopoli-ent
みなさんの声
未解決事件も多いので事件を基にしたフィクションと考えるのが良いでしょう
猟奇殺人鬼で有名なエド・ゲインも色んな映画で実際の事件に基づくとして使われていますね。
エミリー・ローズは元の事件に近いですし
隣の家の少女なんかは作品より元になった実際の事件の方が酷いですしね
フィクションであってほしい。
父親の娘への愛情から生まれた、絵本とドールです。
呪いがあるなしは実際、真実はわかりませんが、すべてを関連付けるのもどうかな?と思えます。
>
>ある一家の自宅が霊たちによって襲われ、娘の一人が連れ去られる話。1985年にニューヨークのシーフォードにあるハーマン一家に起こった説明不能な出来事が基になっていて、大きな「ボン!」という音がしたり、物が動いたりしたのだとか。
怖すぎる。
気を抜いていたり見入ってるときに
まぁそれが映画の演出なんですがね
のちに、本当の事件と知って余計怖くなった。
昔見て怖かったけど、今見たら映像が古く見えるかも。
何も考えないで観る事が出来るので、こういう映画は好きです。
騒ぎ立てた夫婦が話題になりたくて幽霊話をでっち上げただけだった
まぁ、悪魔がささやく自体がエミリー・ローズが元ネタなんだろうけど…
妖魔夜行シリーズ…再開しないかなぁ
たちが悪いから仲良くしようとか思わないように。
認知症の幻覚と同じような、病気からくる幻覚だと思ってる。
これぞ言論の自由。言い張るのは自由。
管理人の率直な感想
『事実に基づいたホラー映画を作る』というのは、海外特有の映像文化だと思います。
日本だと猟奇的な殺人事件を基にしたホラー映画は作れない。
倫理的な問題ですね。
亡くなった方を冒涜し、遺族の感情を逆撫ですることになる。
有名な殺人事件に関しては、霊の目撃談などがありますが、それはあくまでも都市伝説的なところで止めておいた方がいい。
そういえば霊の出現によって、遺体が発見された事例がありました。
ある時から頻繁に山道に女性の霊が現れるようになったという話。
突然、霊の目撃談が多くなった道があり、周囲を調べたら貯水槽から女性の遺体が発見されたとのこと。
「見つけてほしくて出てきたんだろう」という結末なのですが、それも映像として作品化してしまうと遺族は堪ったもんじゃない。
上記の映画の数々ですが、僕には怖すぎます。
敷居が高い。
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