台風19号の影響で、関東甲信・東北地方の広い範囲で、住宅が浸水する被害が出ている。浸水した自宅を清掃するときの注意点をまとめた。
12日午後、東京や神奈川など1都6県に大雨特別警報が発令され、各地で川の氾濫や堤防の決壊が相次いだ。東京都、長野県、栃木県、福島県、宮城県などの広い範囲で、住宅などが水に浸かる被害が出ている。
水害で下水道などの汚水が流れ込むことで、細菌やカビの繁殖などが進み、感染症が発生する危険性もある。そのため、屋内外の消毒が大切だ。
2018年7月の西日本豪雨の際に、岡山市保健管理課と岡山市保健所が出した「家屋等が浸水した市民の皆さんへ~水害時の衛生対策について~」によると、感染対策と消毒方法は以下の通り。
水害時の衛生対策
<床上浸水したとき>
(1)水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付ける。
(2)汚れた家具や床、壁などは、水で洗い流すか水拭きするなどして、よく乾かす。
(3)食器類や調理器具などは、水洗いして汚れを洗い流す。
(4)消毒薬を薄めた液を浸した布などで拭き、よく乾燥させる。
<床下浸水したとき>
(1)床下や家の周辺にある不要物や汚泥などを片付ける。
(2)床下に水が溜まっている場合は、雑巾などで吸水し、扇風機などで換気してよく乾かす。
(3)可能なところは水で洗い流す。
消毒に必要な二つのもの
消毒に必要なものは2つ。「逆性石けん」と「家庭用塩素系漂白剤」だ。どちらもドラッグストアで購入でき、日常的に使うこともできる。
「塩化ベンザルコニウム」が含まれる「逆性石けん」は医療機器の消毒や食中毒対策などに用いられ、「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれる「家庭用塩素系漂白剤」は、ノロウイルス対策などにも有効だ。
水害時はそれぞれ、手指や家具、床などに「逆性石けん」が。食器や衣類、浴槽などには「家庭用塩素系漂白剤」が有効だという。
一方、日本環境感染学会のガイドラインでは、「家庭用塩素系漂白剤」は家具類や床にも有効だとしている。
塩素系のため、ほかの消毒液と混ぜないことや、金属やゴムを腐食させたり、色落ちさせたりすることには注意が必要だ。使用上の注意をよく読んでから使用しよう。
いずれも、汚れを水などで落としてから消毒をする。それぞれ、水できちんと薄めてから使うことも大切だ。
作業をするときは消毒液が目に入らないよう、皮膚や長袖・長ズボン・メガネ・マスク・ゴム手袋などを使い、皮膚や目にかからないように気をつけよう。
清掃のため初めて自宅に戻る際の注意点
・ガス漏れがないことを確認する
・停電でない場合は、電気系統は安全が確認できるまでブレーカーを切っておく
・プロパンガスボンベ、車のバッテリーなど危険物を見つけたら、近づかず、消防や市町村役場などに相談する。
・換気に注意し、清掃が完了するまでは、子どもやペットを室内に入れないようにする。
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191013-00010004-bfj-soci&p=1
ネットの声
覚えておこう。
マスクは必須。後は意外かもしれませんが、暑くてもなるべく長袖で作業した方が無難かと思います。
皮膚をさらすと結構な痒みを生じてしまいます。
処分して買ったほうが清潔だし早いものもありますよね…どんなに汚れても、捨てられない大切なものもあるでしょうし。
怪我をなさらないように気をつけて作業して下さい。
下水が混じった泥なんだって思うと本当気持ち悪かった。
洗ってもなんか気持ち悪いし、結局たくさんのものを処分しました。
雨の日とかに匂いってまた出てくる。
アパートだから引っ越ししたらしまいだったけど、一軒家でこのまま住み続けないといけないなんて床を張り替えるなり一階全てリフォームしないと厳しいと私は思う。
本当に気の遠くなる作業で精神的、体力的に限界になると思うけど頑張ってほしい!!
もう二度と床上浸水の被害にはあいたくない!って思ったぐらいきつかったから周りの親戚、身内で助け合いが本当必要だと思います。
被害が少ない身内に頼んで買ってきてもらった。
個人では無理だけど町内会で市役所に消毒をお願いしたら業者の方が来て庭の消毒を気持ち程度してくれました。
床下に水が入ったら完璧に乾かさないといけません。木は乾きにくいので床下に入り、小さいサーキュレーターを数台置いて1ヶ月以上稼働させてました。業者に頼めば床下の消毒をやってくれるところもあります。
そう考えると、借家の方が気が楽なように思えてくる。
要するにトイレに流したあれもこれもが流れてきてるということ。
それが床下や床上に流れ込んできているわけだから、水が引いたあともトイレに流したあれもこれもが家の中に残っているということだ。
考えただけで痒くなるね。
落ち着いたらしっかり消毒してください。
市町村によっては行政が消毒に来てくれますよ。
我が家は被災を免れたが、隣町の瓦礫が山のように我が家から数キロ先の土地に積み上げられた。
水分含んだまま暑い時期にしばらく放置されたので、被災した土地と変わらないひどい下水の匂いが一帯に立ち込め、12月くらいまで普段見かけないようハエや虫が町中に大量に出て虫処理が大変だった。
今から涼しくなるので今回の瓦礫には当てはまらないかもしれないが、参考になれば。
浸水された方は精神的に参っているのに、片付けや消毒って本当にキツイと思う。気の毒で仕方ない。
入りにくいし水流しても排水する穴がない。
幸い暑い時期は過ぎたので粘り強く撤去頑張って欲しい。
しかし何で泥が流れてくるんだろう。水だけなら苦労がだいぶ違うんだが…。
小さい頃、ハッと気づいたら畳の下の木が無くなってた事ある。柱もちゃんとしてたけど床から駄目になった。変わった虫もいっぱい見た。
何も用意が無く呆然と過ごしたら、あっという間に異臭を放ちだし始め、すぐに対応していれば使えたはずのものまで使えなくなってしまう。
直ちに影響はなくても、ペットは手足を舐めたりするから、体内に入ってしまいそうで身体に悪そう。もう少し効き目はマイルドだけど除菌効果があるものは何だろう。
塩素系だけど、何にでも使える。
赤ちゃんの玩具や食器にも使えるものなので、大変重宝してる。
値段は少し高めだけど、薄めて使えるから、そこまでコスパは悪くないような気もするけど。
乾いた砂埃を吸うと肺炎や素手で触ると肌荒れを引き起こします。
片付けも命懸けでしなくてはならないので細心の注意を払って行って下さい。
1.水で洗えるものは洗い流して
2.乾燥させる
3.それができないものは「焼却処分」に回す
です。
同じ「次亜塩素酸水溶液」ですが、
1.ハイター(青)は、次亜塩素酸のみ
2.キッチンハイターは(緑)は次亜塩素酸+洗剤
です。よく成分表示を読んで使うほうが良いですね。
逆性石鹸では汚れは落ちず、汚れていると消毒効果が落ちます。それも必要な知識ですね。
長靴履いた方が良いね。
水害の経験がある地域かどうかで、準備も違うのか。
ホームセンターがあって、在庫を確保出来ないと、消毒対応出来ないじゃん
役所で消毒液をもらえたから、汚れを落とし消毒し、次の日も消毒しを繰り返した記憶がある。いやな臭い、虫が発生するから毎日消毒したほうがいい。被害にあわれたかたはこれからが大変だ。
濡れた壁、床は取り除き浸水ヶ所を水洗浄。
おすばんを希釈したものを霧吹きなので掛け乾燥させるを3回繰り返す。
これでカビはある程度抑制できる。
ただし浸水して7日が勝負になる。
早ければ早いほどカビの発生は押さえられます。
西日本の集中豪雨で10件ほど復旧に行きましたが時間がたつにつれてカビが発生してる住宅は沢山ありました。
木って水つくと腐りやすいからなぁ。
自然災害が多い今の日本で高い家具や道具はもういらない気がする。
安物買いの銭失いって言うけど高いもの買っても自然災害で失ったらそれで終いだし。
使い捨て感覚でいいと思う。
今は百均で色々、売ってるし。
ただマイホームだけはねぇ。。。
感染症の広がった実例を挙げて欲しい。
そんな事より、こういう有益な情報を流して欲しい。
肺炎が増えるから。とくに高齢の方ほどされないんだけど、じわじわくるからやっといて損はない。
心が落ち着いて、この記事を必要にする人がたくさん出てくると思います
時間が経ってもにおいが残るし、本当に厄介
腐敗臭を消し去ってくれるし、消毒・殺菌作用がある。
ただ、手がぬるぬるする、と投稿されている方がおられますが、危険。
作業を行う時は、必ず台所用のゴム手袋をしましょう。
ありがとう。
買い占めとかおこらなければいいけど。
ノロの時にも希釈倍率に合うよう水に溶かしてスプレーボトルに詰め替えて吐瀉物を拭き取った所を消毒するのに使っている。ミルトンは丈夫なアルミの個包装なので保存が効いて便利。
しかし、これは本来の用途と違うので私の使い方での効果は保証も証明できない。
長々書いといて申し訳ありませんが、お勧めは致しません。
今回は被害が広範囲なのでボランティア集めるにしても苦労しそうだ。
うちは団地の7階なので浸水などはありませんが、今後どこで何が起こるかわかりませんからこういう事は覚えておいた方が良いですね
とにかく水が引いたら乾かす。腐る前に乾かす。
どなたかご教示ください。
被災したら、ネットニュースなんて見ている余裕ないだろうし。
冠水を免れた所でも発生するから要注意です。
住めるのか?
某有料TV、全国放送では野球やってますね、どうせローカル局に災害報道はまかせっきりで...被災地の実状は全国的に知りたい方々がいらっしゃると思いますが? こんな有料TVに何も言わずお金を払っている方々がいらっしゃることが不思議。
乾燥してからの掃除は舞うんですよね。
あとカビも発生したりしますし。
今回は大丈夫だったんですが15の時に雨漏りして3日目辺りから異臭やカビが発生。
そのせいか、むせる咳がずっと出てました。
誤魔化しに除菌ファブリーズ、アルコールやって天井裏にバルサンみたいなカビ防止をやりました。
古い家だから仕方ない気もする。
きちんと避難所に避難したり、炊き出しを貰ってふつうに食べたりして大人しくしてるのかな。
白いシミになっちゃうぞ。
持ち家はだめだな。
手袋も厚手の軍手でいかないと、流れてきたものを取り除くときに手を怪我する恐れあるから。
あと、痒みとの戦いになる。
今後の保険の請求や行政からの補助を受けるために必要になります。
鬼怒川の水害の時役立ちました。
特に飲食店の方は是非試してください。
後、電気と水が確保できて高圧洗浄機が使えるならば躊躇しないで家の中をどんどん洗って欲しいです。
泥が乾くと落ちにくくなりますし、埃も出ますので。
感染症も怖いですので、貴重な情報ありがたいです。
やらん。
洗剤を場所によって変えるより経済的だし、ふつうに綺麗になります。
シンクや風呂場荒い、冷蔵庫やドアノブ拭きなどです。
以上
で、検査するのは巡査(衛生行政も警察の仕事だったのだ)
去年うちがそうでした。
学生時代のアルバム・賞状は全て無くなりました。
しかも水までかけて菌培養してるせいで
こういう時の汚水の威力は計り知れないですね
ヘドロすくって、水洗いして、床張り替えて、ってやってる内に災害の事忘れるんだろうな。
カビ菌が四六時中舞ってるなんてありえない。
まあ、畳は、全取り換え。ですが。
洗濯機のカビ消滅にも使えるしで優秀
中古車屋で車内の喫煙の臭いや付着している菌を分解するオゾン消臭装置で車をクリーニングしてから販売しているところもあるし実際に臭いも取れてました。
水没車の臭いもそれで取れるそうなので、その様な機器を何とか活用出来ないものだろうか。
変な業者のカモにならないようにちゃんと行政が審査するとかして。
撒く際に汗をかいて、うっかり汗に付着し気づかないと、化学やけどになり跡が残りますので気をつけましょう。特に、床下に潜って作業する際は注意が必要です。
政府はしっかり投資しろ!
扇風機まわして乾燥させてもカビ生えてきたが温風乾燥させてるとカビ生えない。
困るのは持ち家だが、家族の為にもそんな危険な土地は手放す勇気も必要です。
もし、業者に依頼をされるのなら市が委託した業者なんかじゃあまり信用が(やっつけ仕事になりやすい)だからきちんと業者を選定して行なってください。
業者に説明を求めるときには、どんな薬剤を使うのか、作業人数と時間はどのくらいなのか(決して短時間でできる仕事ではない)その他。
特に、こんな時、にわか業者も現れるので。
落ち着いたら床下乾燥機をつけられるのも良いかと。
シロアリ業者に頼むと高くつくので電気屋さんで(1台1万 3台セットで4万弱くらいが目安と思います)
こんな困った時を利用する人達には騙されないで頑張ってください。
管理人の率直な感想
僕は今住んでいる家も実家も浸水地域ではないのですが、トイレの逆流が心配でした。
1階なんですけど・・・絶対ダメじゃないですか、逆流なんて。
糞尿だらけになるんですよ?
顔も知らない多くの人々の糞尿にまみれた家なんか、そんじょそこらに存在する曰くつき物件より怖いです。
というわけで、この記事を取り上げました。
木造の持ち家の方で浸水被害に遭った方は、かなり難しい問題ですし困難だと思います。
かなり広範囲にわたっての被害ですからね。
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