オランウータンは人間に最も近いと言われている動物の一つだ。
そのためか、どうやらオランウータンの中にも人間に対し親近感を持つものがいるようだ。
今、人間を救おうとした一匹の野生のオランウータンが世界中から注目を集めている。
「何かお探しですか?」差し出されたのは大きな手だった
ある日、インドネシアのボルネオ島でオランウータンの保護活動を行っている「ボルネオオランウータン生存財団(BOS)」の管理人は、川に毒蛇がいるとの一報を受けた。
管理人はオランウータンを守るため、危険を承知で毒蛇がうごめく川の中に入り、駆除活動を行っていた。
すると、1匹のオランウータンが管理人の元に近づき、その大きな手を差し伸べた。
友人とトレッキングをしていた写真家のアニル・プラバカールさんは偶然その瞬間を目撃。
オランウータンの慈愛に満ちた行動に感動を覚え、何度もシャッターを切った。
プラバカールさんはそのときの様子について、「まるでオランウータンが『何かお探しですか?』と話しかけているようでした」と『CNN』の取材に答えている。
しかし、その後、管理人はオランウータンの手をとることはなく、自力で水から這い上がったという。
オランウータンは野生で人間慣れしているわけではない
プラバカールさんがその理由を管理人に尋ねたところ、「あのオランウータンは完全に野生の生き物であり、どのような行動をするか確信が持てませんでした」と答えたという。
プラバカールさんによると、遭遇した時間はほんの3~4分だったとのこと。
「この瞬間に立ち会えたことをとても嬉しく思います」と振り返るプラバカールさん。
プラバカールさんは1月23日、この瞬間の写真を自身のInstagramに投稿したところ、たちどころに話題になり、8万件以上の「いいね」が集まった。
絶滅の危機に瀕しているボルネオオランウータン
ボルネオオランウータン生存財団(BOS)は現在、400人のスタッフを抱えており、約650頭のオランウータンを保護している。
もしかすると、管理人に手を差し伸べたオランウータンは、BOSがたくさんの仲間たちを助けてくれているということを知っていたのではないだろうか。
もしそうだとしたら、BOSがその活動を通じて、オランウータンとの間に築き上げた絆は、とても大きなものであったと言えるだろう。
参照元 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200217-00010001-finders-env
みなさんの声
オランウータンの握力は凄く強いので手を返さなかったのは正しい判断。
思わず手を握ってしまいそうになるけど、、
・握力がハンパ無いから自力が正解説
・オラウータンも時と場合で握力を使い分ける説
食べるためのリンゴを握り潰してしまうほどのバカじゃないよ
あと握力が〇〇だからってのはパワーの一つの指標ではあるが
そもそも「握る」という行為自体が非常に限られた動物にしかない能力なので
凶暴性や馬力とは直接的な関連はない、ワニやゾウは握力としては0kgだからね
かわして飛び付き腕十字が決まればオラウータンといえどギブするかも
どちらにせよ、人間の取るべき行動としては、手をとらないのが正解。その判断が出来るのは、さすがプロというかんじ。
手をとって仲良しこよししたい素人は、根底では自分が癒されたいだけで、オランウータンにとって何がベストかという思考を最優先に出来ない。
私はスパナで叩き壊したと予想した。
だがしかし!オラウータンはスパナを使わずボルトを指でこじ開けたよ!!びっくりした!
スゴイ握力と言うか指力!
力加減の認識はしっかりある
常に500kgの握力だったら生活に支障が起きるだろw
ありがとうの気持ちが伝わってたらいいなぁ。
けれどオランウータンは人間に近いだけに、何か病気をうつしてしまう危険もある。
類人猿を保護している人なら触れる選択はないだろう。
さすがプロの判断だと思う。
握手してみたいけど、怖すぎる。
こんなシーンが見られるんだなあ。
お二人ともに末永く笑顔でいられますように。
もし手を取っていたらオランウータンの握力で怪我をしたかもしれないし、オランウータンが他の(善人とは限らない)人間にも近付いていくきっかけになってしまったかもしれない。
野生と人とは適切な距離を保つのが望ましい。
感動
小学生の頃に飼っていたウサギが亡くなる時、ずっと横たわってハアハアしてたのに、突然起き上がって自分の側に来て、正座していた膝の上に頭乗せて亡くなった。
なんか、たまらんかった(´;ω;`)
彼等は言葉が喋れないだけで、私達と同じように感情を持ってるんだと思ってます。
うちの猫も最期のお別れの際、苦しいだろうに顔を上げて目を見つめけなげに応えてくれましたよ。
忘れられません。
ある日、自力で上体を起こし突然せきを切ったように「キャインキャインキャイン・・・!」と甘えたような甲高い声で、必死に何かしゃべっているようでした。
その日、家族みんなで囲んで寝ている時に静かに息を引き取りました。
最期の挨拶だったかも知れません。
私もそういうのあると思います(´;ω;`)
確かに、同じく、最後の事、忘れられません(涙)
本能のままに生きるヒトの被害に苦しんでる方々もいらっしゃいますから。
>プラバカールさんがその理由を管理人に尋ねたところ、「あのオランウータンは完全に野生の生き物であり、どのような行動をするか確信が持てませんでした」と答えた。
この管理人は真のプロフェッショナルなのだと感じました。
とはいえ、オランウータンの本当の気持ちなんて誰にも分からないよね。
遺伝子的にはちょっとの違いしかないオランウータンと人間なんだけど、実際に分かり合うにはやはり大きな壁があることを改めて思い知らされて、なんか嬉しいような寂しいような、複雑な気持ちになってしまった…。
以前、子供のオランウータンと遊んでいたら母親がやって来て、子供を抱えると私に向かって「アカンベー」みたいな仕草をしました。
少し警戒されたのかなwwwでも可愛かったです。
人間が持ってる菌がオランウータンにどんな影響があるかも分からないからね。
素晴らしい。
単純に、手をとって欲しかったなぁと思ってしまいました。
電車内でお年寄りに席譲ったのに断られた親切な人みたいになっちゃって傷ついたかも(笑)
これは間違いなく好意的な動作だよね。
優しいオランウータン。
親切を断られて寂しいオランウータン、なかなかいいやんけ。
人間にとって常在菌でも、野生のオランウータンに無害である保証もない。
不必要に触れてはいけない。
また、密猟者もいるため、無駄に人間が友好的であると学習させるのもいけない。
でも実際は握力が強すぎて複雑骨折したり、引き上げる力で脱臼するかもしれない。何されるかわかんないもんね。噛まれたりバイ菌移るかもしれない。わざとじゃなくてもさ。
感動したー。
手を取ってほしかったけど・・・でも野生だからそこはね。
正しい判断だったと思うけど。
オラウータンに少しでも感謝の気持ちが伝わってるといいな。
ついつい想像をしちゃうな。差し伸べてくれた手を握っていたらどんな友情が生まれたのかな?とかね。
野生動物の本能は人間の我より実は慈悲深いのかもしれないな。
画像では握手の様に横向きになっているので、本当に引き上げようとした可能性が強い。
襲うつもりであれば、つかみ上げようと上から手を伸ばすか、飛び掛かるでしょう。
手を握ったらそのまま片手で放り投げられても文句は言えないしね。
少しじゃれるくらいで人にとっては大怪我になり、それでパニックになればさらなる悲劇となる可能性があります。
誰よりもそれを知っている管理人さんは流石に手を取れませんよね。笑
それにしても毒蛇がいる池によく入れますね。。。
泥だらけで見えないのにどうやって退治したのでしょうか?そっちの方が気になります。
オランウータンを守るためにそこまで危険をおかしてやる覚悟は普通は持てませんよね。プロ意識や愛情が深い方ですね。
それがよりによって人間に近づくとは、気まぐれなのか、それとも繁殖期故の行動か。
まあ面白いシーンを見せてもらった。
そして美しいままで終える為に手を取らなかった彼もプロだ。
種を超えて良かれと思った行為で手がぐしゃぐしゃになる未来もあり得た。
手を出した途端手を噛み切られるかもしれないし
引き上げられた途端抱き着かれ骨を砕かれるかもしれない
それが野生だから・・
もし助けてくれたのであっても人間の臭いが付くとこの子がハブかれる事になるかもしれないと考えると・・・。
類人猿と聞けばサルの仲間と思いがちですが、分類学的には「ヒト科」で、当然知能も高く行動も多彩です。危害を加える人とそうでない人の個体識別もできます。
樹上生活が中心の彼らにとって、川に入ってる人は「困っている友達」に思えるでしょうね。
しかし、手を差し伸ばしてくれたのは管理者も嬉しかったでしょう。
こういうのを見ると、野生動物にも心があるんだなぁ、としみじみと感じる。
手を取らなかったのは、オランウータンを野生の生き物として守りたい真の気持ちの表れだなあ、ととても感心しました。
子供を掴んで抱くような感じで接してくれたかもしれないし。
握力で潰されるなんて事はないと思うんだけど。
どうなるのか少し知りたかったな。。。
賢明なのか、なんなのか。
そもそも他に駆除の方法は無いものなのかね。
もしもあの手につかまって、一緒に川に落ち込む結果になったとしたら、ますます人間っぽかったな。
引き寄せられてそのまま手をつぶされたり噛みつかれたりするかもしれない。
もしかしたら本当はオラウータンにそのような意思はなかったのかもしれませんが、感動しました。
そう考えると恐ろしい。
おぼれているから助けなきゃって思ったのかな?
オランウータンの知能は人間の子供並みと言われるからもしかしたら相手の感情まで読み取ることができるのかもしれないね
ありがとうねーというだけでも、伝わったのかもしれないよね。蛇に噛まれなくてよかったね。どっちも生きた心地しないね。
優しいですね。
ひょっとしたらメスで子育ての経験があったかも
其れにしても保護活動の方、毒蛇退治凄いですね
管理人の率直な感想
人間はオランウータンのために、オランウータンは人間のために、というお話です。
自分だったらどうするだろう?と考えた時、実際にその場にいたら手を取ると思う。
「ありがとう」でもあり、「いやいや、君たちのために入ってるんだよ」という二つの気持ちの間で揺れることになるでしょうけど。
しかし、みなさんの意見を見ていると、なるほど納得。
手を取らないのが賢明。
握力の問題は置いといて、人間の菌を移してしまうかもしれない、人間の匂いがつくと他のオランウータンから孤立するかもしれない。
感情的には手を取ってほしかったと思うのですが、現実はそう甘くない。
しかし不思議ですね。
悪い人間は沢山いるのに、悪いオランウータンはいない。
人間に一番近い種なのに、一番遠い気がします。
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