2019年11月初旬、「週刊少年ジャンプ」を発行する集英社の関係者に「女性はジャンプ漫画の編集にはなれませんか?」と質問した人の投稿がTwitterで話題になり、少年マンガの編集に必要とされる資質や編集者採用における男女差など、さまざまな議論が起こりました。
人気バトルマンガやダークファンタジー作品を手掛ける
少年マンガの人気作を描いている漫画家のなかにも、女性の漫画家は数多くいます。少年マンガ誌で読者の心をつかんだ女性漫画家という意味では、『らんま1/2』『犬夜叉』『境界のRINNE』の高橋留美子先生や、『青の祓魔師』の加藤和恵先生などが挙げられますが、少年マンガの人気作を描いていて、一見男性のようなペンネームだが、実は女性だった…という漫画家も少なからず存在します。今回はそのような女性作家を5人紹介します。
「命の重さ・価値」きちんと描く、荒川弘先生
言わずと知れた人気作『鋼の錬金術師』(ハガレン)の作者。「失った体を取り戻す」というダークな話と熱い展開にハマった人も多いのではないでしょうか。魅力的な登場人物やバトルシーンはもちろん、命や失ったものの重さについてきちんと描いているところが最大の特徴といえるでしょう。
現在は「週刊少年サンデー」で、北海道の畜産学校を舞台とした青春漫画『銀の匙』を描いています。同作の根底にも「命の重さ・価値」がテーマにあり、ジャンルは違えど根幹の部分は変わっていません。
敵・味方両方に魅力的キャラクター描く、星野桂先生
『ハガレン』と同じく、ダークファンタジーなアクションマンガ『D.Gray-man』の作者です。同作は「週刊少年ジャンプ」で連載開始して人気を博し、2015年にシリーズ累計発行部数2250万部を突破。エクソシストと悪魔の戦いを描いた作品で、敵味方の両方に魅力的なキャラクターが多く、きれいなイラストが特徴となっています。現在は「ジャンプSQ.RISE」で連載中で、伏線回収も始まっていて目が離せません。
名作サッカーマンガ『ホイッスル!』の樋口大輔先生
「週刊少年ジャンプ」で人気を集めたサッカーマンガ『ホイッスル!』の作者。デビュー当初は女性作家名義で活動していましたが、『ホイッスル!』の連載開始にあたってペンネームを「樋口大輔」に変更しています。サッカーを通じて爽やかな青春ストーリーを描き、「努力・友情・勝利」というジャンプのキーワードをきちんと実践している作品で、すでに完結済みです。
2017年には作家活動25周年を迎え、小学館マンガワンで連載開始した新シリーズ『ホイッスル!W』の単行本第1巻も発売されています。
妖怪バトルアクション『結界師』の田辺イエロウ先生
「週刊少年サンデー」で人気を集めた『結界師』の作者。ジャンルとしては能力者バトル・妖怪退治アクションマンガで、敵を結界に閉じ込めて、結界ごと滅するという、少し変わった戦い方が特徴的な作品でした。
現在は「週刊少年サンデー」で『BIREDMEN』を連載中です。身体から翼が生える特殊な体質になった少年少女が、数日に一度発生する「ブラックアウト」とともに現れる怪物と戦う、SFアクションマンガです。
緻密な心理戦・頭脳戦を描いた恵広史先生
「週刊少年マガジン」で『BLOODY MONDAY』を連載していました。日本を舞台にしたテロリストとのバトルや心理戦・頭脳戦を描いた作品で、そのリアリティやハードなストーリー展開は従来のサスペンス作品と一線を画していました。また三浦春馬さん、佐藤健さん出演の実写ドラマも制作され、2シーズンにわたって放送されました。近年では、講談社「マガポケ」で『This Man その顔を見た者には死を』(原作:花林ソラ)を連載されていました。今後の新作が楽しみな作家です。
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191115-00010003-magmix-ent&p=1
ネットの声
ヒットすれば大きいですが、設定をしっかりとつくり、毎週描き続けて人気を維持するのは並大抵のことではないでしょう。
お疲れ様です。
わたしは塀内真人さんの「フィフティーン・ラブ」が好きでした。
初期のヒット作と思います。
荒々しい絵が端正に変わり、表情豊かになっていくのは感動でした。
その後の「オフサイド」か「Jドリーム」で塀内夏子名義に変わっていて女性だったことを知りました。
上手く説明出来ないのですが鋼の錬金術師って無駄がないんですよね
余計な過去編や寄り道がなくて1つのテーマに真っ直ぐ物語が進むので凄く読みやすいし惹き込まれる
日本は表現者にとって、顔出しして実名で何かをするとなると様々なプレッシャーがあるので難しい。そこが漫画のすごいところで、作者が作品によってだけ世間に見られるので、これだけ多くの自由な作品が生まれているのだろう。でも本当はどんな人が書いているのかなぁと、見てみたいという思いは読者としてはある。。
「私の自画像”乳牛(メス)”なんですけど・・・」
と、さすが農家の娘。
しかもバキの板垣先生と親子。
まさかとは思ってはいたが・・
作風も作画からも、名前も、男性だとばかり思ってた。
性別的な概念で作風は左右されないんだなーと、少女マンガ描く男性も居ますしね、改めて実感。
最近は特に垣根ないけど、鋼の錬金術師の頃であの作品作る女性って中々凄みがある…
全巻持ってるけど全く知らなかった。
面白い作品は少年漫画・少女漫画問わず面白いですが、少女漫画が恋愛中心になるのはどうしてだろうなぁ・・・ともやもやします。
特殊な隔離された空間内で、毎回変わるゲーム内容を理解して、制限ある1度きり(永続もあるが)の能力やルールの裏(『禁止』されてないならいけるって発想)まで利用して戦う頭脳戦でなかなか面白いのに….
女性と聞いたときは驚きましたが、ペンネームで先入観をとるために女性と気付かれないようにしてるのかなと思いました。
読んでるほうも女なんであんま関係ない気もします。
プロ後の続編が読みたいです!
名作だと思うので、未読の方にお勧めしたい。
あの世界観は男性かと思っていた。
今で言うなら、猪野谷言葉先生辺りがそうなのかな?
作者が自分と同性を描くと色々と表現が細かになる
女性作家だと、女キャラの髪型がかなり細やかになり、男キャラを描くとテンプレ化したキャラが多くなって腐要素ぶっ込んでくるw
上手い女性作家さんになってくると、男キャラも描き分けが細分化してくるから見分け難しくなってくるが、腐要素は高確率でぶっ込むので足がつく
ちなみに自分は大きく振りかぶってが好きです
もし仮に今は連載してないからと言い訳をするならばアニメもして話題の少年ジャンプに連載中の約束のネバーランドの作者の出水ぽすか先生が居ないのはおかしなことになります。5選の中には今は少年誌で連載を持っていない人も含まれるので一貫性のない記事だと思いました。
男性でももちろんすごいんですけど、女性ですから、体力的なことや、なりふり構わずでしかできないくらいのお仕事だと思うので。
そして実際の性別を聞く前に奥様が佐伯かよのさんだと言われ一瞬頭が混乱してしまいました。
言われてみれば絵柄的に影響を受けているような気がしましたが・・・
確か女性で少年マンガで書ける人は少ないと同級生が熱く語ってて、高橋留美子以外は後は新谷かおるくらい・・と言っていたせいで勘違いしたんだと思う。
最近は女性が少年マンガに書く事も増えましたね。
もちろんその逆も有りそうですが・・・あまり意識してないけども。
分かる人います?
ちなみにハガレンも青のエクソシストもDグレもリボーンもみんな好きです。
NANAとか面白かったな~
少女漫画の名作は沢山あるものだ。
女性漫画家の漫画が読みたいと思う。
面白ければ「少年漫画」の線引きは必要無いかもね
すごい振れ幅の姉弟
ブラッディ・マンデイは、原作者が他にいるからね
金田一の原作者と同じだから面白いのは確定
今はだいぶ変わったけど、初期の頃のペンタッチがとても繊細で女性的だな~と思っていたら、やはり女性だと知って納得
全然わからない!
まぁ、言えるのは漫画を描いて連載できるのは男性だろうが女性だろうが関係ないということですね。
ハガレン読んで、なるほどなーと思った。
両方描く人や青年マンガの人は別にして、和田慎二さんと高橋留美子さんのほか、例外が余り思い出せない。
うーん
たとえば、オシャレな女性ファッション誌ってやっぱり女性の編集者がカリスマとして取り上げられること多いし、
雑誌の特性に応じて、女性が有利、男性が有利ってのはどうしてもあると思うけどな。
女性名で少年マンガを描いてる人もいるし、男性名で少女マンガを描いていた人もいた。ある意味、機会均等の先駆け的な業界なのかも。
女性から見たかっこいい男と展開内容だったから女性のファンがかなりいる。
あと、ゴッドハンド輝の山本先生も女性でしたね。
ゴッドハンド輝の山本航暉先生は、当然紹介されているものと思ったのですが。
マインドアサシンは今でも名作。
今回の記事は男性誌の女性漫画家だったけど、女性誌の男性漫画家も多いよね
手塚氏はリボンの騎士が有名だしね
ちなみにジャンプに女性編集者はいます。
読者プレゼントのページで変な仮装をしてるのは若手編集者の決まりだそうで明らかに女性の人も何人か出てきますよね。
男性で、この感覚がわからないものが多いとなると、まだまだ男女平等なんてありえない。
と聞かれれば「鋼の錬金術師」と答えます。
あの人病気で本当に苦労しててそれでも未だ現役で頑張ってるんだから名前だけでも出してあげて欲しかった
逆に男性だとビックリしたのがキッシーズの山田也先生
最近は「ロロッロ」や「僕の心のヤバいやつ」を連載してて、どちらもかなり面白い。
特に「僕の心の…」の方はツイッターでも度々話題になってて、人気・知名度ともに既にみつどもえを超えている気がするよ。
鋼錬の連載中にも子供生んでたし、自分を牛に模した漫画とかも書いてたし
命の大切さ、物に対する価値観、過ち、色々考えてさせられる。
ハガレンを見てから等価交換をよく考える。
全巻集めて奥さんにも読んでほしいけどたぶん作品のよさをわかってくれなそう
その中でも鋼錬、銀の匙あたりは男性より、ビースターは女性よりかな。
これからもワクワクするような作品をお願いいたします!
少年漫画の傑作を生みだした漫画家として名を挙げるなら、高橋留美子の次は、「ほったゆみ」だと思う。
文体も世界観もハードボイルド。
絵が女性ぽくなかったから。
バクマン。にも夫婦共々描かれてましたね
キャラクターの過去や伏線を綺麗に回収していて、正に傑作だと思います!
出水先生は地声で漫道コバヤシに出てたから確定でしょう。
男だったら天才だな… と思ってた
絵も話も当時の少女漫画っぽくなかった
ラジオで聴いて初めて女性だと知った思い出があります。
今は夏子さんですね。
作家さんの情報は入れずに作品が先なので、後で知ることになる。
出てないなかで少年誌だと、マインドアサシンやラックスティーラーのかずはじめ先生。
ちなみに、編集者がどうのこうのと、男性読者が主の作品に女性作家がいるのとは、完全に別次元。
一番驚いたのは、ジャンプ系で連載してる北斗の拳いちご味の作者
漫画では読んだことないが今でもアニメは思いだした頃に見てる
英語版の声優さんもなかなか上手いので英語版ばかり見てるけどね。
まぁでも、確かに少年漫画で女性作者だと男性の立場なら当然のお色気シーンとかが、あんま積極的じゃないよね
ハガレン然りDグレ然り青エク然り結界師然り、あと高橋先生作然り?
そこは女性なのがわかりやすいと思う
あとは出産シーン描写するのは概ね作者女性の共通点っぼい
ジャンプの中で絵がキレイだったから印象に残ってる。
御本人の実家は農家。
因みな雄が生まれた場合はほぼすぐに肉として出荷されるので楽農家で見るホルスタイン=雌牛。
ハガレンは1番好きな漫画です。
質問者が勝手に偏見を持っているだけで、ジャンプは差別しているわけではない。
(ハガレンは絵柄では分からなかったけど)
男のフリしてないだろうけど、ジャンプで連載してたいちご100%の河下水希先生が大好き。
桃栗みかん名義の群青にサイレンも繊細で圧倒的画力でとても面白い!
コミックも何冊か持っていましたが、カバー下の背表紙(?)までこだわっていて、そこも密かな楽しみでした(笑)
本人は男性だと思ってる。。
ハガレンの題材もそうなんだけど、絵の線の強さとか男性キャラの感じとか。
でもなんとなく、ウィンリィや婆ちゃんなどの造形が、男性作家っぽく無いんだよね…イズミ師匠とかね。
で、あれ?女性が描いてるのか〜って、しばらくしてから知った。
他に、小説家だと栗本薫とか高村薫とか…薫は勘違いの元ww
逆に、高千穂遙を女性だと思ってたww
マンガもDVDもBRも買ってしまった。
アニメの2期が好きで何度見直しても泣ける。
たしか、新谷先生のマンガの女性キャラって奥様がアシスタントみたいな感じで描いていたんじゃなかったかな?
管理人の率直な感想
下世話な話になりますが、小学生時代に学区内に木材屋さんがありましてね。
その屋外の作業場というか、木材置き場みたいなところにエッチな漫画が頻繁に落ちていたんです。
僕らは放課後になると我先にとその現場に向かいました。
ある意味で教科書のようなものですが、好奇心剥き出しの少年たちは紙面に穴が開くほど没頭して読んだものです。
しかしある日、僕は気付いてしまった。
「これって結局はおじさんが描いてるんだよな・・・」と。
一気に冷めましてね。
それから全く読まなくなったんですよ。
女性漫画家だったら説得力が圧倒的に違うというか、得も知れぬパワーが吹き込まれると思うんです。
そんな話はどうでもいい。
シュートの大島先生が女性だったというのは初めて知りました。
衝撃だ。
「トシ、サッカー好きか?」
言ってみたかった!
けど僕はサッカーとは無縁で、サッカーをやる機会と言えば体育だけ。
自分のチームが不利になると「オフサイドだろ!!」とオフサイドじゃないのに大声で叫んでいました。
先生含め、みんな笑っていたからいいものの、スポーツマンシップの欠片もない。
昔から少年マンガに女性漫画家が多く存在したら、女子とも漫画の話で共感し合えたと思う。
共感と言えば、僕の中でゴリラーマンが好きな漫画トップ5に入っているのですが、これは男性にも共感されない。
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