【武勇伝】先輩「俺も昔は悪かった」後輩「そっすか（…自慢？どうすりゃいいの）」

「男性がしがちな話」で、ものすごく苦手なものがある。

「俺も昔は悪かった」自慢。

この手の話をしているときの男性は、かなりの自己陶酔感を顔中から表明している場合が多く、困る。何がといえば、反応に。

たぶん、Siriならば「申し訳ございません。意味が分かりません」とか、「どこのお加減が、悪かったのですか？もしまた悪くなられた場合は、近くの病院の診療科をご確認ください」とか、そんな感じの対応がなされそうな話なのだが、どう返すのが正解なのか、いまだによく分からない。

「昔荒れていたのに……、今は立派になられて、更正されたんですね。さぞや努力されたんですね」と、感心すればいいのだろうか。いやたぶん、というか絶対に、ソレジャナイ感がする。

上司や先輩の「昔は悪かった自慢」武勇伝の話は結局どうすればいいのか

男性がストレスを感じたときに本格的に弱音を吐ける相手は、既婚者の場合は妻一択で、同性の友人にはあまり弱みを見せられない、という調査結果もある(ちなみに女性は、ストレス自体は男性よりも感じやすいのだが、同性の友人などにがんがん愚痴ってストレスを解消してしまう傾向がある)。

翻って、苦手な男性の話「俺も昔は悪かった」自慢は、逸脱による自己顕示から、「ヤツはもうおしまいだな」話は、社会的地位をめぐる競争から、それぞれ派生していると推測できる。見方を変えれば、社会における覇権争いからこぼれ落ちてきた言説、と考えることはできないだろうか。

異性の言説空間は同性同士では自明視されて見えない部分が目についたり、逆に見えなかったりするもののように思う。

社会学者のメルヴィン・ポルナーは、次のように言っている。

「ある人には他の人に見えないことが見える。私たちがこの世界やそこに住む人々、あるいは私たちの知覚について抱いている常識的前提に照らしてみると、この世界について相矛盾した複数の経験があったとしたら―これからそれをリアリティ分離(reality distjuncture)と呼ぼう」(「お前の心の迷いです」『エスノメソドロジー　社会学的思考の解体』せりか書房、[1987]2016年より)

ポルナーは、主としてこの手法を精神病患者の言説分析に使ったが、考えてみれば私たちの社会では、さまざまな成員が異なる視座をもち、社会を「経験」している。たとえば「大人/子ども」「男性/女性」そして今年入管法の改正施行によって増加が予期される「日本人/外国人」はもとより、さまざまな属性の差異は、自ずと日常的な「リアリティ分離」を派生させるのではないのか。

しばしば「ジェネレーションギャップ」と呼ばれる、年長者と年少者の意識のズレもそこに起因するし、上述した男女間の差異も、単なる個人的雑感から実証データに基づくものまでしばしば激しい批判にさらされるのも、この分離による認識のずれから生まれるのだろう。

参照元：https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190526-00064723-gendaibiz-bus_all&p=1

ネットの声

管理人の率直な感想

これは非常に悩ましい問題ですよ。

というのもですね、僕もサイト運営をしている上でこういった文章を書く時に、その事柄によって自分の子供の頃や少年時代の話を引き合いに出して書いたりするんです。

その中には、ずっと真面目一辺倒に生きてきた人にとって「アホじゃん？」「だから何だよ」という内容もあります。

ただ、言い訳かもしれませんが「アホじゃん？」で結構なんですよ。
自虐の意味を込めて書いているところがある。

自慢でも何でもない。恥晒しです。

「だから何だよ」は、その僕の例えがプラスにもマイナスにも伝わっていないということなので寂しいですが。
それは仕方ない。

不快に思った方がいたならば申し訳ありません。

自慢じゃなく恥晒しだと思ってお付き合い願いたい。

今回で言うところの武勇伝。
喧嘩の話とかですかね？

だとしたら、男の子として生まれて、人生で一度も喧嘩をしたことがないとか、人を殴らざるを得ない状況（自衛など）になったことがない人というのは物凄くラッキーな人だと僕は思っています。

そういう人こそ自慢するべき。

「すげーな」と思いますよ。
超ラッキーボーイじゃないですか、そんなの。

喧嘩をしたり、揉め事に巻き込まれる人間というのは雨男みたいなものなので、そりゃ残念だなくらいに思っておけばいいのです。
皆さんの声を拝見していると過剰に反応しすぎてる気がする。

残念な男であり、アンラッキーボーイだというだけの話ですよ。

しかし、実際に聞かされると少なからずストレスなのは確か。
上司にもいましてね。

「へぇ～（一浪したくせに）」と思ってますよ。

それと今回は男性の悪自慢の話ですが、女性にも言っておきたいことがあります。

不幸自慢やめませんか？

いや、親しくなってからならいいんです。
親身になって話を聞きます。

初対面で「今までこんなに不幸だった」「男運がなくて」なんて話されても、「まず、あなたのことをよく知らないのですが・・・」と困るんですよね。

その人を知らないと、発言が無責任になる。

う～ん・・・あれですかね、結局は男女どちらも話を聞いてもらいたいだけなのかもしれませんね。
きっとそうだな。