チューインガムを飲み込むと腸内に7年間留まるという話が出回っています。
この噂は真実ではありません。
とはいえ、チューインガムを好きなだけ飲み込んでいいわけではありませし、ましてや地面に好き勝手に吐き出していいわけでもありません。
チューインガムが行くべき唯一の場所は、ゴミ箱の中です。ガムは環境にも深刻な影響を与えます。
ガムは食べ物ではない
私がこのテーマを思いついたのは、米Lifehackerの「自己統治能力が試される、あなたの非常識度がわかる3つの質問」を紹介した記事のコメント欄で、読者が提示したある疑問を見かけたからです。
この読者は、ガムを地面に吐き出したのをパートナーに咎められて、こう反論したそうです。
「何か害があるの? ガムは生分解されるでしょ?」
いいえ。それは間違っています。
ガムは口に入れますが、食べ物ではありません。
ガムは、インナーチューブの製造にも使用されるポリイソブチレンと呼ばれる合成材料で作られています。
胃の中で分解されることもなければ、環境の中で分解されることもありません。
How Stuff Worksが言うように、「ガムはいちどガムになったら、永遠にガムのまま」なのです。
ガムはプラスチックと似て非なるもの
アメリカでは毎年、馬鹿げた量のガムが消費されており(1人平均300個)、世界のチューインガム産業の総価値は約190億ドルにのぼると推定されています。
多くのガムが最終的に路上で押しつぶされたり、地面の上に吐き捨てられます。
それのなにがいけないのでしょう?
では、ガムをプラスチックのようなものだと考えてください。
リサイクルが困難、または不可能で、捨てられた場所に長い間残ります。
路上に吐き出せば、誰かが除去するまで永遠にそこに貼り付いたままとなります。
各都市は、ガムの除去のためだけに多大なお金を費やしています。
ガムのダークサイドを暴露するドキュメンタリー映画「Dark Side of the Chew」の監督Andrew Nisker氏がThe Atlanticのインタビューで、イギリスは毎年、ガムの除去に約5600万ポンドを費やしていると語っています。
アメリカでは、ガム除去のコストはたいてい不動産所有者が負担することになります。
街を歩いていて、奇妙な黒い斑点があるのに気づいたことはありませんか?それは古いガムの残留物です。
Nisker氏は次のように述べています。
現代のガムは合成ポリマー、基本的にはプラスチックと人工ゴムから作られており、どちらも非生分解性です。
(中略)
ガムはかつて、微生物が生分解を助けることができる天然物質から作られていました。しかし、現代のガムは、微生物が生分解できる生息環境を提供しません。
(中略)
ですので、現代のガムを路上から取り去るには、大量の熱湯と蒸気に加えて、ガムを分解するのを助ける化学物質が必要となります。それには時間もお金もかかります。
美化の問題は別としても、ガムは鳥にも深刻な影響を与えます。鳥がガムを食べると、命を落とす可能性があります。
北米全体で鳥の個体数が急速に減少していることを考えると、これは良いニュースではないでしょう。
飲み込んでも環境に悪影響。なぜ?
ガムを路上に吐き捨ててはいけないのはわかりました。では、飲むこんでしまえばいいのでは?
ガムが胃に残留しないのは本当ですが、それはつまり、消化されずに排泄物と一緒に出てくるということです。
そのガムは排泄物にくるまれてはいますが、やはりガムのままです。
ガムが家の排水管を詰まらせなかったとしても、地域の下水処理プラントに流れ込み、そこでガムの本領を発揮することになります。
ガムは水に溶けないので、下水中のゴミと結合し、多くの自治体が頭を抱える「ファットバーグ」と呼ばれる凝結物を形成します。
また、ガムが水路を通って、海に流れ出すと、マイクロプラスティックと同じような汚染を引き起こします。
結論:ガムはきちんとゴミ箱へ
ガムを処分する唯一の方法は、ゴミ箱に入れることです。
もちろん、ほかの生分解性がないゴミと同じく、埋立地に永久に残留することになりますが、少なくとも、環境を汚染したり、鳥を殺すことはありません。
参照元 https://news.yahoo.co.jp/articles/4e940a86cf1286b301ecd19f84dbf36d6acc3d2b?page=1
みなさんの声
もしガムを無くせないのなら昔のように自然に分解される物に戻せはいい。生産にコストがかかるなら高く売ればいいし、それでも欲しければ余裕のある人が買えばいい。
税金かけてもいいと思います。
口の中を爽やかにしたいならタブレットでいいから、お菓子メーカーもそろそろガムの製造をやめた方が環境保護アピールもできて良いのではないでしょうか?
取る苦労よりもモラルのない人の多さに何とも言えない気持ちになりました。
一時期は眠気にと使っていましたが何かと良いイメージのないガムですね。
ガムについてまじめに考えたことはなかったが、噛んだ後にちゃんと処分しないとこんなに弊害があるのですね。
もちろん、ポイ捨てなどはしたことがないけど、もし噛むならこれからは更に気をつけよう。
善意で私たちが掃除をしているのですが、あまりの多さに腹が立ちガムが床に捨てられているときは携帯電話ショップの従業員入り口にそのまま置いてやるようになったら最近捨てられなくなりました。この記事をそのまま読んでもらいたい。モラルの問題ですね。
自分も朝家を出る前にガムを口に入れ、下車した駅で捨てたいところですが、ホームにゴミ箱がなくなってから味のなくなったガムを職場まで行ってから捨てるようになってます。
ポリ袋を有料にしている場合ではなと思うが。。。
飴やタブレットでごまかします。
最近のガムは噛んでるうちに固まって味も無くなるしであまり食べなくなったんだけど材料が変わったんだ
そういう材料だとしたら今後ガムを買うのはやめよう
今もってる分は一気に噛んで一気にゴミに出す
ある日、飲んじゃう人の話を聞いて興味本位で飲んでみたくて飲んでみた!
なんか悪いことしてるみたいで嫌だった。
それからはたまにくるむ紙がなくて飲んでしまうことあったけど今はガムを食べなくなったのでガム自体、付き合いが無い。
タブレットのミントが良いな。
お口の匂いも取れるし、爽快だし…
ガムかぁ…しばらくご無沙汰してます。
環境や下水のことなんて考えたことなかった。
次からちゃんと意識して紙に出します!
日本においては買い物袋の有料化などという
環境にたいしてエコでもなんでもなくマイナス面の方が多いものより
よっぽど禁止にした方が環境面に優しいんじゃないか
金なら価値あるからすぐ取られるというのは題意とちがいます。
こんな記事見たら、余計に食べさせたくないなぁ。
でも燃えるゴミなのか燃えないゴミか迷うし、最近ガムの消費量減ってるって言うし、もうオワコンでいいんじゃない。
それか、ガムの味を楽しんだ後はチョコレートと一緒に食べて、チョコレートの味を楽しみながらガム自体を溶かす??
前読んだマンガで、ガムとチョコレートを一緒に食べるとガムが溶けるってあったから、やってみたら本当に溶けた。抱き合わせで売ってみたら?
もっとも、キシリトールガムは意味無くなるけどな。
今から千年ぐらい経ったら、20〜21世紀の地層は危険過ぎるから発掘するな、と、言われているかも知れない。
環境にそこまで影響が出るならレジ袋有料よりガムの対応をすべきでは?
分解されるものにするとかガム自体を禁止にするとか…
コストがどうなるのか知らないけど、より安全ですって物にすれば、どうしても欲しい人は買うと思うよ。
身体には害無いんでしょ?
子供の頃、母親から「ガムはゼッタイに飲み込んじゃダメ!」と言われて、理由を聞いたら「お腹の中で風船みたいになって、パァーンッてなるから」と言われたよ。笑
でも、一度誤って飲み込んでしまって、泣きながらパニックになったのを思い出したわ。当時、フーセンガムのバブルガムが凄く流行ってたからさ〜
やはり、記事のまま便に包まれるのでしょうか?
子どもの頃よく飲み込んでた‥
ここ数年は食べなくなったけど、子どもが飲み込まず食べれる年齢になったので、欲しがればといっても年に数回やけど、買ってる。
もう、ガム買うのやめよ。
こういう火のついたタバコのポイ捨て本当危ないし、ガムもタバコも大きさに関係なくポイ捨てという行為自体を取り締まるというのは現実的に厳しいでしょうね。。
そもそも数千円の罰金じゃ、なくなるわけない。
埋め立てがベターな処理方法にせよガムはガムのままなのか…
ガムのメーカーには悪いがもうガムは買わないかも。
中学、高校はそういうのがカッコイイと思ってんのか学校内に包み紙や噛んだ後のガム捨てる奴いるよね。
掃除するとわざとのようにまたやる。
それもなんとかしないとね。
ポイ捨てに対してしっかりと厳罰を与えるべき
ガムはあまり噛まないけど時と場所を選ぶからタブレットの方がいい。
小さい頃=40年前です。ガムが好きで梅ガム食べて飲み込んじゃうもんだから、小さい頃で巧く拭けないとパンツに付く、で洗濯しても取れない。
お袋によく注意されました。
私はずっと面倒くさくて飲み込んでました。
下水に流すのもいけない事が、分かった。
知らなかったなー
自分はガムは全然食べないけど、この事実を啓蒙していけばガムの消費量も減るんじゃなかろうか
記事通りだとプラゴミの次はガムを規制かな
日本のガムと外国のは製造原料が違うのか???
ガムの吐き出しが家賃に跳ね返ってると思うと私は胸糞悪くなります。
ガム飲んでたわ。
自然に優しいガムをお菓子メーカー開発して欲しいです。
ついでに、消化出来たら良いな。
しかし、そんなものを噛んでいたとは驚きです。
美味しいガム多かったもの
最近は殆ど粒ガムになっちゃって味もそっけないしあんまり食べなくなってしまった
プラを、うめーうめーって噛んでるんだぜ。
なので、未だにガムが食べられない。
そこまで心配しなくてもいいんじゃない。
1000パー飲み込まんけど、懐かしかったです。
あと、やっかいなのは、壁に貼付けたり、地面にそのまま捨てるアホども。
ええ!と踏んだり、手についたり、服についてたり、何度か嫌な目に遭ったわ。
駄菓子のフーセンガムは味が無くなる直前に飲んじゃう。
(;_;)
なんだよ。合成化学成分なんかよ。
もちろん紙に包んでゴミ箱に捨ててます
子供の時の記憶です。
無駄な物としか思えない・・・。
ガキの頃ガムを飲み込むとお尻から風船になって出てくると言われたよ。
以後ゴミ箱捨てていたが、ブチルゴムだったとは、、、
あれはプラスチックならありえんでしょう。
病院行ったわ・・・
飲んじゃダメ!絶対!
うちの親父はDDT浴びてチクロ食って50年タバコ吸ってるけど死ぬ気配すらねぇよ。
やってみてくださいな。
フーセンガムになって肛門で
ふくれて逆さづりで飛ばされる。
タンポポのようにふんわりとんで
あなたの心に幸せを運ぶの。
管理人の率直な感想
僕は人生で一度もガムを飲み込んだことがありません。
この記事のような環境問題を考えていたわけではなく、単純に飲み込み方が分からなかった。
子供の頃なんかは友達がガムをそのまま飲み込んでいる姿を見ていて感心したものです。
薬を水なしで飲むみたいな豪快さを感じました。
ガムを食べることはめっきりなくなりました。
きっかけはハイチュウで銀歯が取れたことでした。
ハイチュウはガムではありませんが似てるじゃないですか、何となく。
高校時代にハイチュウを食べていたら、いきなり銀歯が取れましてね。
狼狽した僕は、歯医者にすぐ行かなければと思い、先生に何も告げずにそのまま早退したのです。
駅まで肩を落としながら歩いていると、担任が車で追いかけてきてそのまま学校へ連れ戻されました。
職員室に呼ばれ、「何で帰ったんだ」と聞かれました。
「銀歯が取れて・・・ハイチュウ食べてたらいきなり。それで歯医者に行こうかなって」と返すと「予約はしてるのか」と。
「予約?」
小学生の時に祖父に同行してもらって歯医者に行ったのが最後だった僕は、歯医者が予約制だということを知らなかったのです。
「予約はしてないけど・・・銀歯、これ」と先生に証拠を見せようとポケットに手を入れた瞬間にバチーーーーン!とビンタです。
いきなりビンタですよ?信じられますか。
いや、先生が僕の話を全く信用していなかったのです。
「何すんだよぅ!!!」という僕の声が職員室に響きました。
銀歯は取れるしビンタはされるし最悪の一日でした。
みなさん、ガムやハイチュウを食べるときはビンタされないように気を付けてくださいね。
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